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出雲の阿国像は、京都市東山区の四条大橋東詰北側にある。
当地の案内板には、次のように記されている。
出雲の阿国(おくに)
一六〇三年(慶長八年)、出雲の阿国はこの四条河原で先鋭的な伊達男風の扮装で「かぶきおどり」を披露、
関ケ原合戦後のすさんだ世に都人を驚かせ絶大な喝采を浴びました。
歌舞伎の先祖といわれている阿国の出生は不祥ですが、出雲大社の巫女で一座を率いて勧進のため入洛、
北野天満宮の定舞台で名声を得て各地を巡業しその人気が広まりました。
江戸時代に入り、風紀を乱すと女歌舞伎禁止令が出て、
男が女形を演じるようになり今日の歌舞伎に発展しました。
阿国は晩年出雲に帰り、尼僧となって生涯を終えたと伝えられ、
その墓は島根県大社町と京都の大徳寺高桐院にも存在しますが、伝説の域を出ません。
歌舞伎発祥四〇〇年 京都洛中ライオンズクラブ
二〇〇三年十一月 寄贈 結成三十周年記念
像台石の銘板には、次のように刻されている。
かぶき踊りの祖 出雲の阿国
都に来りて
その踊りを
披露し都人を
酔わせる
平安建都千二百年を記念して
京都府知事 荒巻禎一 謹書
南座建物の西側には、阿国歌舞伎発祥地の碑が建立されている。

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