地蔵院

地蔵院は、和歌山県高野山往生院谷(蓮花谷)にある真言宗の準別格本山である。
本尊は、地蔵菩薩が祀られている。
もと地蔵坊と呼ばれ、建久年間(1190-1198)に勧修寺阿闍梨尊海(地蔵坊仁斎)が創建した。
もとは東の蓮華谷の万福院の地にあり、万福院は当地にあったが、元禄年間(1688-1704)に替地をした。
常陸国下妻城主の多賀谷家(茨城県)、丹波福知山城主の稲葉家(京都府)、江川大講城主の分部家(滋賀県)、
大和高取城主の本多家(奈良県)、越前国城主の松平家(福井県)、伊勢津城主の藤堂家(三重県)などの菩提寺となった。
昭和63年(1988)に火災があり、建物と小野篁作と伝えられた地蔵菩薩立像が焼失したが、平成4年(1992)に再建され、現在に至っている。
寺宝として、弘法大師62年の生涯を絵で描いた「高野大師行状図画」(重要文化財)があり、霊宝館で保管されている。
南海電鉄高野線高野山駅からバスで苅萱堂前下車。


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