宝形山延命院地蔵寺は、和歌山県橋本市矢倉脇にある真言宗の寺院である。
本尊は地蔵菩薩で、脇仏として不動明王、毘沙門天を祀っている。本堂には天井絵が描かれている。
紀見村郷土誌によると、元は西方高山の頂上にあったものである。
平将門の末裔 贄川将房がこの地に迷い込み、高山七郎という老人の敬愛を受けて、長藪城(橋本市城山台)の城主となった。
高山七郎の宅地を改めて、本堂、護摩堂、山王権現、摩利支天法幢等の堂塔伽藍を建立しこれを宝形山と号した。
高山七郎が剃髪して、隆阿と名を改めて、将房の武運を祈ったという。
その後、15世紀後半に、第9代将軍足利義尚の兵乱で堂宇を焼かれた。
現在地に再建されたのは、天文10年(1541)である。庫裏は平成3年(1991)に改築されている。
南海高野線紀見峠駅下車、徒歩5分。
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