熊野古道中辺路 かけぬけ道は、那智勝浦町の北部、那智山地区から南平野地区にわたる古道である。
この古道は、妙法山中腹にある阿弥陀寺に通じる。当山は、那智山の南西にあり標高749m 光ケ峰(ひかりがみね)、最高峯(さいこうがみね)とともに那智三山のひとつで、山頂に建つ浄土堂は、俗に奥の院と呼ばれている。
熊野比丘尼が勧進のため絵解唱遊に用いた六道絵、地獄絵と呼ばれる観心十界(かんじんじゅっかい)絵図は、当山をモデルに作成されたものといわれる。
奥の院からは、北に向かう敷道をたどると大雲取越に出る。
JR紀勢線の紀伊勝浦駅からバスで那智山下車。