上方浮世絵館は、大阪市中央区難波の法善寺西側の角地にある。
上方浮世絵とは、浮世絵版画の中でも上方の地で制作、版行されたものである。
江戸時代後半の文化文政期から明治20年頃までの約百年間にわたって作られた。
上方浮世絵は、歌麿、広重のような美人画や風景画は少なく、芝居や歌舞伎役者を描いた役者絵がほとんどを占めている。
上方浮世絵館は、館長 高野征子(たかのせいこ)氏の収集した作品を展示する私設美術館で、平成13年(2001)4月に開館した。
建物は、昔の「蔵」のイメージでつくられており、フレスコ画の作家によって設計デザインされたこだわりの建築である。
当館は4階建てで、2階3階の展示室では人気役者3代目中村歌右衛門や7代目片岡仁左衛門などの役者絵を中心に展示されており、3か月ごとに企画展が行われている。
4階には浮世絵の製作道具が展示されており、版木を使っての浮世絵摺りも体験できる。
大阪メトロなんば駅下車、徒歩5分。
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