蟹井神社

蟹井神社は、大阪府河内長野市にある神社である。
元禄5年(1692年)の寺社吟味帳(吉年家文書)に八幡宮(現蟹井神社)が載っている。
天喜2年(1054年)の創建といわれている。
蟹井神社は、「甲斐庄」に鎮座していたことから、甲斐神社と称され、誉田別命(応神天皇)、神倭伊和礼彦命(神武天皇)、息長帯比売命(神功皇后)を祀っていた。
その後延宝4年(1676年)の大火で焼失し、神社の南の天見川の蟹井の淵からご神体があらわれ、「蟹井神社」と改称された。
明治41年(1908年)岩瀬の菅原神社(祭神菅原道真公)を合祀している。
秋の大祭では、見坂、茶屋出、島の谷の三地区から高提灯を仕立て、祇園囃子を唄いながら参拝する「提灯祭」が行われる。
行列が宮入りした後、境内で「湯立神事」が行われる。大きな釜でお湯を沸かし、お供えの後、神主が榊や笹の葉を熱湯に浸して、氏子たちに振り掛ける。
南海電鉄高野線天見駅下車、徒歩10分。(Y.N)



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