傘桜(太閤桜) 豊臣秀吉の歌駒札は、和歌山県高野山の清浄心院にある。
清浄心院の桜は、満開時の形が桜に似ていることから、「傘桜」と呼ばれており、別名「太閤桜」とも呼ばれる。
文禄3年(1594)豊臣秀吉が高野山で母の3回忌の法要を行ったときに、清浄心院で花見を催し、傘のように咲いている桜のことを歌に詠んだと伝えられている。
駒札には、次のように記されている。
傘桜
年を経て老木(おいき)も花や高野山
秀吉公
なお、詠んだのは「才を経て老木の花や高野山」であるとの説も紹介されている。