木本八幡宮

木本八幡宮は、和歌山市にある神社である。
祭神は、応神天皇、神功皇后、日霊大神(天照大神)である。
社伝によると、神功皇后が凱旋した時、武内宿禰が幼帝応神天皇を奉じてこの地に上陸し、宮の原の地に頓宮(仮宮殿)をつくった。
欽明天皇の勅命で562年に芝原八幡宮が創建された。
天正13年(1585年)豊臣秀吉の紀州侵攻の際に、木本・芝原両宮共に焼失し、元和4年(1618年)に両宮を合祀して木本八幡宮と称し、現在の本殿が建立された。
三間社流造、檜皮葺の建物で、全体に桃山時代様式をよく伝えており、和歌山県指定文化財となっている。
毎年10月の第2日曜日には、例大祭で木ノ本の獅子舞(和歌山県民俗文化財)が奉納される。
「地上の舞」と「だんじりの舞」という二つの舞があり、500年以上の伝統を持つ勇壮な舞である。
境内には、橿(かし)の古木がある。この山の嚴橿(いつかし)(荘厳なカシ)の木の本に神を祀ったので嚴橿の木の本の宮と称したと伝えられる。
658年に額田王が紀伊の温泉に行幸された時に詠んだ次の歌の歌碑が、拝殿前に建てられている。
「莫囂円隣之大相七有爪謁気 わが君がそばに立たれという 嚴橿の木の本」
南海電鉄和歌山市駅からバスで「木の本」下車、徒歩5分。



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