頭の宮 宇賀部神社

頭の宮(こうべのみや) 宇賀部神社は、和歌山県海南市小野田にある。
主祭神は、宇賀部大神(うかべのおおかみ)で、荒八王子命(あらはちおうじのみこと)と誉田別命(ほんだわけのみこと)を配祀している。
古記録は戦国時代の兵火で焼失し、由緒を尋ねる確たる典拠は残っていない。
しかし、鎌倉時代からの神職である小野田家所蔵の宝治2年(1248)文書によれば、「景行天皇の御代、山城国、愛宕神社を勧進す」と記されており、
古来、祭神三柱の中央祀神たる「宇賀部大神」を「迦具土神」(火の神)とする説に符合する。
また一説には、神武天皇東征の際に、紀北を支配していた名草戸畔(なぐさとべ)の首級を祀るといわれ、往古から頭の守護神として、「おこべさん」の愛称で親しまれてきた。
荒八王子命は、もと現在地の東方100mに、若宮八幡神社は南方約400m高倉山の中腹に鎮座していたが、宝暦4年(1754)、本殿新築に際してこの地に合祀された。
境内には、第2次世界大戦後30年間、フィリピンのルパング島で終戦を知らぬまま一人で戦い続けた小野田寛郎氏の、不撓不屈記念碑と「生きる」と題した石碑がある。
境内西側と南側に参拝者用の無料駐車場がある。



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