神野々廃寺塔跡 

神野々廃寺塔跡は、和歌山県橋本市にある史跡で県指定文化財である。
基壇状の土盛(一辺約12メートル)の中心に、緑泥片岩製の中心礎石(2.7m×1.4m)が残っている。
礎石中央には、直径86cm深さ10cmの丸い穴がある。
「紀伊續風土記」には、「三重塔廃趾」と記され、「紀伊国名所図会」には、「一大礎石存せり」と書かれている。
以前から付近で塼仏(せんぶつ)(仏像を形どったタイル)や古瓦が採取されている。
大門という地名とあわせて、ここに寺院があり、礎石はその伽藍の塔の心礎と考えられているが、3回にわたる発掘調査でも、金堂、講堂などの伽藍配置の確認には至っていない。
付近からは、八葉複弁蓮華文の軒丸瓦が出土しており、川原寺や本薬師寺の瓦と同じ系統であることから、7世紀後半の白鳳時代の寺院のものといわれている。
JR和歌山線紀伊山田駅下車、徒歩10分。



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