琴ノ浦温山荘園は、和歌山県海南市にある日本庭園である。
大正時代の大阪の実業家、新田長次郎の別荘に築造された日本庭園で、面積は59,400㎡。
黒江湾に面した自然の地形を利用し、海から水を引くことで潮の干満に応じて水位が上下する汐入の池が設けられている。
園内には、大小の池、石灯籠や青石が配され、枝ぶりの見事な松の木々が多い。
2010年に庭園は国指定の名勝に、また建造物は重要文化財に指定された。
JR紀勢本線海南駅から和歌山バスで「琴ノ浦」下車すぐ。来園者用の有料駐車場がある。(Y.N)