串柿の里 四郷

串柿の里 四郷(しごう)は、和歌山県かつらぎ町北部にある。
四郷は、中世に葛城(和泉)山脈の南斜面、穴伏川上流域に位置した荘園である。
近世の慶長検地高目録は東谷、平、広口、滝の四カ村を四郷組とし、紀伊続風土記でもこの四カ村を四郷庄と呼んでいる。
400年前から串柿が生産されており、日本一の串柿の里として知られる。
11月上旬から中旬にかけて、多くの観光客が当地を訪れる。
串柿は、一本の竹串に10個の柿を刺し並べている干し柿で、数合わせによる家内安全、健康祈願の意味があり、
「いつもニコニコ(両端に2個づつ)仲むつまじく(中央に6個)共に白髪の生えるまで」
皆が健康にくらせるように祈って、正月に供えられる。
家での干し柿を見て一句 「木洩れ日の 縦に七八 つるし柿」 (香朋)
JR和歌山線笠田駅から車で約20分。(写真MK)


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