京都・映画誕生の碑は、京都市 真正極楽寺(真如堂)の本堂前にある。
現地の案内板には、次のように記されている。
「京都・映画誕生の碑」
一八九五年フランスのリュミエール兄弟が発明した映画(シネマトグラフ)は、二年後の一八九七年に実業家 稲畑勝太郎氏が日本に持ち込み、
初めて上映されたのが、この土地京都の地で当初の映画は、既に存在する物を対象にした撮影で、今日でいう記録映像でした。
一九〇八年、横田永之助の依頼をうけた牧野省三氏は、シネマトグラフを用いて歌舞伎の劇映画化に挑戦しました。
京都に生まれた歌舞伎という伝統芸能を映像という新しい時代の科学技術と結びつけ、京都の映画を誕生させたものです。スクリーン上に動く映像は観る人々を魅了したものです。
以来、京都では多様にして大量の映画が創られることになりました。これを支えたのは、京都の伝統芸能の力、伝統工芸の力、歴史都市京都の景観等々、まさに京都の文化力に培われたものであります。
一世紀の時を経て京都の文化となりました。
京都で映画が創られて一〇〇年目という記念すべき年に当り、牧野省三氏が、第一作「本能寺合戦」を撮影した、この地「真正極楽寺 真如堂」境内に、その足跡を深く刻み、益々の映画発展を願って「京都・映画誕生の碑」を建立するものであります。
二〇〇八年一〇月一日
「京都・映画一〇〇年宣言」プロジェクト推進協議会
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