京都国立博物館は、京都市東山区の方広寺の旧境内の一角にある。
明治22年(1889年)に、京都と奈良に国立の博物館を設置することが決定し、明治30年(1897年)に「帝国京都博物館」として開館した。
本館は、片山東熊の設計で、建坪3015㎡、平屋建てレンガ造りのネオルネッサンス様式の建物で、正門などとともに重要文化財に指定されている。
正面破風の彫像は、技芸天女と毘首羯摩で、ともにインド神話における工芸と彫刻の祖神だとされている。
本館(明治古都館)は保存改修のため閉館中で、平成26年(2014年)に建てられた平成知新館で京都に伝来する多数の美術品を鑑賞できる。
京都市バス博物館・三十三間堂前下車すぐ。京阪電車七条駅下車、徒歩7分。(Y.N)