旧桜宮公会堂は、大阪市北区にある史跡で現在はレストラン等に利用されている建物である。
泉布観の北側に、「旧造幣寮正面玄関」があり、市内に現存する近代建築物として、泉布観とともに国の重要文化財に指定されている。
造幣寮鋳造所は、1871年の完成当時、面積2,640uを超える鉄骨赤レンガ造りの大建築で、その中央に位置していたのが、美しい柱列の玄関である。
1927年に鋳造所が取り壊された際に、玄関など一部が保存され、その7年後に明治天皇記念館(聖徳館と改称)建設にあたり、玄関として復元された。
その後、聖徳館は、桜宮公会堂・図書館、ユースアートギャラリーと変遷し、現在はレストランとして利用されている。
JR東西線の大阪天満宮駅から徒歩15分。(Y.N)