加賀藩第三代 前田利常公の墓は、石川県金沢市野田山墓地の加賀藩前田家墓所にある。
前田利常(1593-1658)は、加賀藩祖前田利家の四男として、金沢に生まれた。
母は、側室千代(寿福院)である。幼名猿千代、のち犬千代と呼ばれた。
慶長6年(1601)兄の二代前田利長の嗣子となり、利光と称し、徳川秀忠の娘 珠姫(天徳院)と結婚し、1605年家督相続した。
慶長19年(1614)大坂冬の陣と翌年の夏の陣に出陣し、元和6年(1620)肥前守を称し、利常と改めた。
寛永16年(1639)長男 光高に家督をゆずり、次男 利次(としつぐ)を富山藩十万石に、三男 利治(としはる)を大聖寺(だいしょうじ)藩七万石に分封した。
正保2年(1645)光孝高の急死により、五代 綱紀が3歳で本藩を継いだため、幕府から後見を命じられた。
万治5年(1658)10月12日脳卒中で死去した(享年66歳)。法号は微妙(みみょう)院。
→ 高野山奥の院 加賀前田家供養塔(利常他)
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