上野館林 松平(大給)家供養塔(松平乗寿)

上野館林 松平(大給)家供養塔(松平乗寿)は、和歌山県高野山奥の院25町石北西にある。
史跡金剛峯寺境内(奥院地区)大名墓総合調査報告書によると、墓域内には、大型五輪塔2基、宝篋印塔残欠1基、石仏3基、方柱墓標2基、櫛形場標4基ほか、が残されている。
大型五輪塔2基は、上野館林藩主 松平乗寿夫妻供養塔である。
松平乗寿供養塔の地輪には、次のように刻されている。
上州館林城主松平氏□
和泉守源朝臣乗壽為□
    源高院殿前拾遺
(梵字)為
    心蓮社深誉道徹大居士
施主孝子松平宮内少輔乗久
承應三甲午天正月廿六日

松平乗寿(のりなが)(1600-1654)は、松平家乗(いえのり)の長男として生まれ、慶長19年美濃岩村藩主松平(大給おぎゅう)家2代となった。
遠江浜松藩を経て、寛永21年上野館林6万石に転封となった。奏者番から寛永19年には老中に就任している。



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