高取城松の門(移築)

高取城松の門(移築)は、奈良県高市郡高取町札の辻北東の児童公園にある。
当地には、案内板が設置されており、次のように記されている。

松ノ門位置図
高取町の南東部には、標高583.9mの高取山がそびえ、山頂には高取城跡(国指定史跡)があります。
この城は、南北朝時代の元弘2年(1332)ごろ、この地方一帯を治めた豪族・越智氏により築かれた山城で、
その後、本多氏などを経て幕末(1868)まで、植村氏の居城となりました。
城は、城内と郭内に分けられ、城内は約1万㎡、周囲約3㎞。郭内は約6万㎡、周囲約30㎞という広大なものでした。
松ノ門は、城内にあった門のひとつで、切妻造・本瓦葺の建物であったと知られています。
現在、城内の楼閣などは失われましたが、石塁などは昔のままの姿をとどめており、中世から近世までの高取の栄華を今に伝えています。
平成16年度 街なみ環境整備事業 高取町(土佐地区)

松ノ門
松ノ門は、高取城内にあった建築物のひとつで図のような門であったとされています。
明治4年の廃藩置県により高取城が廃城となった際、多くの建築物は取り壊されましたが、数棟は移築されました。
その中のひとつ「松ノ門」は、明治25年に土佐小学校の校門として移築されていました。
しかし、昭和19年の火災により一部が焼失したため、解体されたままとなっていました。
現在の門は、地元の熱い要望と当時材を取得保管されていた臼井氏(金剛力酒造株式会社)からの材の提供により、図の朱色部分について復元したものです。
平成16年度 街なみ環境整備事業 高取町(土佐地区)



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