松山常次郎記念館は、和歌山県九度山町にある。
松山常次郎(1884-1961)は、九度山に生まれ、大正4年(1915年)から朝鮮で土木事業に成功し、大正9年から昭和21年まで衆議院議員をつとめた。
この記念館は、平成15年に長女の平山美智子や松山家の尽力で開館したもので、政治家松山常次郎に関する遺品や資料を展示するとともに、実業家としての業績を紹介している。
長女の美智子は、平山郁夫画伯と結婚し、「九度山町文化・観光大使」をつとめた。館内には、平山郁夫の作品も展示されている。
建物は、錣(しころ)造りと呼ばれる伝統的な木造建築の民家で、建築家の藤岡龍介の手で再生された。
南海高野線九度山駅下車、徒歩10分。