三葛塩舟船出の地は、和歌山市三葛にある。
三葛(みかずら)を中心とした和歌川の下流は、古くから製塩が盛んで、明治の末頃まで、このあたり一帯は見渡す限りの塩浜であった。
生産された塩は、「三葛塩」と呼ばれ、川舟によってここから各地に積み出された。→ 元浄泉寺塩市の燈籠(橋本市)
高皇神社の旧手水鉢
その「川舟仲間」の人たちが、寛政4年(1792)三葛の氏神 高皇神社に手水鉢を寄進していた。
その後、高皇神社の手水鉢は明治3年に新調され、旧手水鉢は、境内の一隅に放置されたままになっていたので、平成13年(2001)に当地に移して、塩舟船出の石碑や金毘羅宮の灯籠とともに、保存されている。
JR紀勢本線紀三井寺駅下車、徒歩10分。
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