三室戸寺

三室戸寺は、京都府宇治市にある本山修験宗の寺院である。
西国三十三所の第10番札所である。
寺伝によれば、770年に光仁天皇の勅願により、千手観世音菩薩を本尊として建立された。
1099年に三井寺の隆明上人が来住、伽藍の復興に努め中興の祖になった。
その後時代の変遷とともに盛衰を繰り返し、1814年に現在の本堂が建立された。
参道の右側は、山際の傾斜地を開き、昭和の名作庭家中根金作の設計による約5000坪の庭が作られている。
庭の名は、「苦しみを抜き薬を与える」という観音の慈悲にちなんで与楽苑と呼ぶ。
5月のつつじ2万株と、6月のあじさい1万株が見頃を迎える時期は、夜間のライトアップも行われる。
京阪電鉄宇治線三室戸駅下車、徒歩約15分。
自家用車用の駐車場も有る。(Y.N)



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