難波別院(南御堂)

難波別院(南御堂)は、大阪市中央区久太郎町にある浄土真宗真宗大谷派の寺院である。
通称は南御堂で、正式名称は「真宗大谷派難波別院」である。
本尊は、阿弥陀仏である。
1596年、真宗大谷派の開祖である第12世教如が、現在の北区の天満橋と天神橋の間に位置する「渡辺の地」に大谷本願寺を開創した。
大坂城城下町整備にあたり、石山本願寺に隣接して建っていた大谷本願寺は、豊臣秀吉の命により、1598年に現在地に移転した。
真宗大谷派の総本山としての機能は、1602年に徳川家康の寄進によって京都に東本願寺が建立するまでで、それ以降難波別院は大阪の拠点寺院となっている。
北御堂と呼ばれた津村別院とともに、御堂筋の語源となっている。
大阪市営地下鉄本町駅下車、徒歩5分。(Y.N)