三星山彦句碑(杉村公園)

三星山彦句碑は、和歌山県橋本市杉村公園内にある。
句碑には次のように刻されている。
(表面)
青葉木兎(あおばずく)こころに点し得て戻る
                           山彦
(裏面)
昭和五十八年十一月三日
 橋本市文化協会俳句部建之

青葉木兎(あおばずく)は、全長約30cmのフクロウ科の鳥で、緑葉木兎とも書かれる。
青葉の茂り始める4~5月に日本に渡ってきてホッホーと鳴くのでこの名がある。夏の季語である。

三星山彦(1901-1988) 本名は三星義二(よしじ)。
明治34年和歌山県伊都郡高野村神谷の里に生まれた。
高野村役場、総本山金剛峯寺で勤めた。
俳句は大正5年(1916)頃に高野村長 清水喜三郎(号 颯々庵孤松)に勧められてはじめる。
昭和2年ホトトギスに投句し、高浜虚子の指導を受ける。
昭和6年ホトトギス巻頭の高野山大火の句によって一躍有名となった。
ホトトギス同人、天狼同人。紀伊山脈刊行会選者。
句集に「三星山彦句集」がある。
平成3年没(91歳)。→ 三星山彦句碑(高野町神谷)



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