御社の鐘

御社の鐘は、和歌山県高野山壇上伽藍の御社北側にある。
根本大塔の前にある洪鐘が「大塔の鐘」と呼ばれるのに対して、高野山の鎮守 天野宮丹生大明神の社地にある鐘楼の鐘を「御社(みやしろ)の鐘」と称する。
現在の鐘は、弘化三年(1846)の製作である。

紀伊名所図会には、次のように記されている。
鐘楼 御社の北にあり。古昔(むかし)より是ありといへども、今懸くる所は元文年中に鋳造す。事は銘文にもつまびらかなり。
千首
 かねの音も今はと告げよ高野山(たかのやま)そのあかつきをまつの扉に  師兼
狂歌
 湯にもなる物とてきけば煩悩のよごれを洗ふ暁の鐘  唐衣橘洲



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