水子地蔵菩薩(三平地蔵尊)歌碑は、和歌山県高野山奥の院にある。
三体の地蔵尊の台石に歌が刻されており、横の説明板には、次のように記されている。
お地蔵さまは、お釈迦さまの滅後、弥勒菩薩さまが出現されるまでの五十六億七千万年もの長い無仏の現世を救われ給う尊いみ仏さまであります。
同じ悲願を誓われたこの御三体の水子地蔵さまは、育くまれつつある尊い生命を余りにも安易に絶つ、今の世に生きる大人達の身勝手な罪深さを戒められると同時に、
闇から闇に葬られた多くの水子達の冥福を祈りつつ、人間社会の平等、人の心の平安、世界の平和をも象徴しておられるのです。
口々に人間尊重を第一と叫びながらも、此の世に生まれ出る日を待ち望み、力強く高らかに心音を響かせる吾が手の「いのち」を一方的に抹殺する恐ろしさ、惨さを一人でも多くの人々に自覚してもらい、
心から懺悔し、これ以上過ちを繰り返すことのないよう銘していただき、三平水子地蔵菩薩さまのお慈悲により「暗黒の地獄より光明の浄土へ」お導き給わりますことをお祈りしつつ
平等地蔵尊
杉木立無常に吹かれし水子達 たのまぬ人も平等にて
平安地蔵尊
御衣の袖にすがりて泣く水子 誓うは平安安養浄土へ
平和地蔵尊
宇宙に迷いて満る水子をば 救われ給う世和のみ仏
三平地蔵尊
人の世をすくう菩薩の慈悲あらた ただたのめよや三平地蔵尊
施主 大阪大師同志主
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