備後福山藩　水野勝種供養塔

備後福山藩　水野勝種供養塔は、和歌山県高野山奥の院２４町石北西にある。
堀尾家供養塔　松江開府の祖　堀尾吉晴公墓所、海軍整備課予備練習生記念之碑の北にあり、奥の院参道から約３０m登った所に位置する。
鳥居上の扁額には、「萬輝院」と書かれており、五輪塔の地輪には、勝種の法名「萬輝院殿忠嶽全功大居士」が刻されている。
水野勝種(1661-1697)は、水野勝貞の長男で、寛文３年（１６６３）備後福山藩主水野家４代となった。
元禄１０年（１６９７）津山藩森家の改易により城受け取りを命じられたが、出発前夜に発病し、同年８月に３７歳で死去した。７人の男児に恵まれたが、長男から六男まではいずれも早世し、末子の勝岑（かつみね）が５代藩主となった。