元新宮領主 水野家墓所は、和歌山県新宮市にある。
平成15年(2003)に国指定史跡(新宮城跡附指定)となっており、現地の説明版には次のように記されている。
紀州藩新宮領主水野家の墓所
元和五年(一六一九)、徳川家康のいとこの水野重仲(しげなか)が、徳川御三家の紀州藩主頼宣の付家老として、新宮領(三万五千石)を与えられた。
以降、水野家は紀州藩江戸詰の付家老として、新宮城を中心に明治初年まで十代にわたり政治を行った。
当地に墓地が築かれたのは、初代城主の重仲が死去してまもなくのようである。
重仲の本葬地は和歌山市直川(のうがわ)だが、その菩提寺全正寺(ぜんしょうじ)の過去帳には、
元和七年(一六二一)十一月に全正寺で火葬し新宮橋本に納骨とあるように、この地に分骨を納めて水野家の墓所としたのであろう。
その後、歴代城主や主人の墓碑が順次建てられたが、ここに本葬されている城主は第九代の忠央(ただなか)のみである。(後略)
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