明神池 池神社

明神池は、奈良県下北山村の標高370mの峰の上にある天然湖である。
20万年前に川底が隆起し、川がせき止められてできたといわれている。
池原を流れる「北山川」より170m高い場所にあり、また池の深さも1.5mから7mと起伏にとんでいる。
神秘的な雰囲気に包まれ、流水口も排水口もなく「出ず入らずで、ふえもせん、へりもせん」といわれており、次のような明神池の伝説が住民に語り伝えられている。
明神池の伝説1 どんな(日照りの)時も、水位が変わらない。
明神池の伝説2 卵を投げると大蛇が現れる。
明神池の伝説3 龍が立ち昇る。(潜ることは禁止、船を浮かべない)
明神池の伝説4 石を投げると天気が荒れる。

天武天皇の時、池の底からゴウゴウと音がしておさまらなかったが、これを伝え聞いた役行者が三日間祈祷した結果、池に住む水神の怒りを鎮めることが出来た。
そのため、明神池を御神体として池畔に池神社(祭神:市杵嶋島姫命)を建て、水神を祀ったといわれている。
池神社の資料は現在残っていないが、下北山村のホームページでは、絶対秘仏は役行者の神像であると紹介している。

周囲には次の明神池周遊コースが設けられている。
  湖畔コース: 約1km   20分(ほぼ平坦)
  稜線コース: 約2.6km 40分(急階段あり)



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