三徳山三佛寺は、鳥取県東伯郡三朝町にある天台宗の仏教寺院である。
706年に役行者が3枚のハスの花びらを散らし、「仏教に縁のあるところに落ちるように」と祈ったところ、
1枚が石鎚山(愛媛県)、1枚が吉野山(奈良県)、もう1枚が伯耆の三徳山に落ち、この地を修験道の行場として開いたと伝えられている。
その後、849年に慈覚大師によって、阿弥陀如来、大日如来、釈迦如来の三尊が安置されたので、天台宗三徳山三佛寺と称した。
三佛寺奥院「投入堂」は、役行者が法力で岩屋に投入れたと言われており、この名がついている。
標高520メートルの垂直に切り立った絶壁のくぼみに建てられた他に類を見ない建築物で、国宝に指定されている。
また、平成27年4月に日本遺産に指定された。
JR山陰本線倉吉駅から、バス「上吉原」方面行で40分、「三徳山寺前」下車。
三朝温泉から路線バスで約15分(約7キロメートル)。
自家用車の場合は、米子自動車道院庄インターチェンジから約1時間。
投入堂まで険しい山道を歩いて片道約40分。必ず2人以上で入山する。(Y.N)(T.N)