中岩の松は、奈良県吉野町の柴橋北詰にある。 吉野川右岸(もと中州)の岩山に生い茂る松である。 吉野山に南朝の皇居があった時、まだ幼なかった寛成親王(後の長慶天皇)が狩りに来て、吉野川の水面に映える松の美しさを愛でて、 「この松を天皇(後村上天皇)に奉ろう。岩ごと皇居に持ち帰れ」と供の者にむづかったという逸話が、吉野拾遺に遺されている。 現代でも往時の様子が残されている。
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