中野美術館は、奈良市あやめ池南にある美術館である。
昭和59年3月に開館したもので、創立者の林業家中野皖司氏が約25年間に収集した美術品を公開している。
収蔵品は、近代日本の洋画、版画、日本画などで、須田国太郎、青木繁、梅原龍三郎、長谷川潔、駒井哲郎、村上華岳、入江波光、富岡鉄斎、横山大観などの巨匠の作品が含まれている。
建物は、日本庭園の迎賓館などを設計した彦谷邦一の設計で、内装に吉野産の赤杉を使用し、日本的意匠を取り入れており、蛙股池を眺めながら落ち着いた雰囲気作品を観賞できるように造られている。
近鉄奈良線学園前駅から徒歩8分。(Y.N)