入江泰吉記念奈良市写真美術館

入江泰吉記念奈良市写真美術館は、奈良市高畑町にある写真専門美術館である。
入江泰吉は、1905年奈良市生まれの写真家である。
1931年大阪に写真店光芸社を開設し、文楽の写真家として活躍した。
その後、奈良に移り、疎開先から戻される東大寺法華堂四天王像を目撃、アメリカに接収されるとの噂を聞いて、写真に記録することを決意した。
以来、奈良大和路の仏像、風景、伝統行事の撮影に取り組んだ。
その全作品が奈良市に寄贈されたため、1992年4月に写真美術館が開設された。
建物は、周囲の歴史的な環境との調和に重点が置かれ、地上1階地下2階で展示室は地下に埋め込まれている。
入江作品の展示や、企画展、写真講座などが開かれており、
ハイビジョン室の展示では四季の奈良の風景写真などをゆったりと鑑賞できる。
近鉄奈良駅、JR奈良駅から市内循環バスで「破石町」バス停下車、徒歩10分。
美術館から100m南に専用駐車場がある。



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