名手八幡神社は、和歌山県紀の川市にある。
当社は、紀北地方を開拓された祖神(おやがみ)、丹生津比売大神降臨の聖地で、古来から名手荘十一箇村の産土神として奉斎されている。
神功皇后が三韓征伐の後、筑紫から凱旋する途中、応神天皇の誕生を奉告し、約三か月当山に駐輦した。
その縁で誉牟田別命(第15代応神天皇)を当社の主祭神として勧請し、奉斎している。
鳥居の扁額に「八幡神社」と書かれているが、この額は慶安元年(1648)紀州徳川家初代藩主徳川頼宣から奉納されたものである。
南北朝時代、後醍醐天皇が吉野に朝廷を開いた際に当社に行幸し、その際今日まで絶えたことのない秋の例大祭(10月15日)に奉納される稚児の渡御式が始められた。
木造檜皮葺春日造の本殿の三棟は、和歌山県の文化財に指定されている。
境内南には、応神山神宮寺清浄金剛院があり、阿弥陀如来がまつられている。
JR和歌山線名手駅下車徒歩10分。
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