不寝王子跡

不寝王子跡は、和歌山県田辺市にある熊野古道中辺路の史跡である。
鎌倉時代に熊野参詣の沿道祠社は「熊野九十九王子」と呼ばれたが、中世の記録には、この不寝王子の名は登場しない。
王子の名が載せられているのは、江戸時代の「紀南郷導記」で、ネジあるいはネズ王子と呼ばれる小社の跡があると記され、「不寝」の文字があてられている。
江戸時代後期の「紀伊続風土記」では、「不寝王子廃墟」となっており、滝尻王子社に合祀されていると記されている。
JRきのくに線田辺駅からJRバスで滝尻バス停下車、山道を徒歩約15分。(Y.N)



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