日米修交記念館は、和歌山県串本町にある町立の博物館である。
日米修交の歴史は、一般的に嘉永6年(1853年)アメリカのペリー提督率いる黒船の浦賀入港がその始まりとされている。
しかし、その62年前、寛政3年(1791年)に2隻のアメリカ商船が日本に寄港、貿易を申し込んだという史実がアメリカの文献で判明した。
その後、日米初の接触の舞台となったのが、串本町大島地区であることが判明したので、昭和50年(1975年)に寄港地の北側に記念館が建設された。
館内には、レイディ・ワシントン号(船長ケンドリック)とグレイス号(船長ダグラス)に関する日米の資料や船の模型が展示されている。
JR紀勢本線串本駅から串本町コミュニティバスで「樫野口」下車。来館者用駐車場がある。(Y.N)