西田中神社は、和歌山県紀の川市中井阪にある。
旧村社で、祭神は火産霊神(ほむすびのかみ)ほか14柱である。
この神社は、もと羊の宮神社と呼ばれていた。
昭和21年(1946)に約400m東にあった若宮八幡宮本殿が、移築合祀され、西田中神社と改められた。
紀伊続風土記によると、羊宮は、下井阪、中井阪、花野、上野、馬場、西大井の6村の産土神で、荘内に祀る神が8つあり、これを田中の八社といい、当社もその一つとする。
旧羊の宮本殿(向かって左側)は、様式上から室町時代末期の建立と推定され、一間社隅木入春日造りで装飾彫刻が多い。向拝の木鼻が鯱の形をしている。
旧八幡神社本殿(向かって右側)は、二間社流造で勾欄宝珠に寛永12年(1635)の刻名がある。
この2棟の本殿は、西田中神社本殿として、昭和48年に和歌山県の指定文化財となっている。
JR和歌山線下井阪駅下車、徒歩15分。
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