丹生酒殿神社

丹生酒殿神社は、和歌山県かつらぎ町にある神社である。
天照大神の妹神「丹生都比売大神」降臨の地とされる神社で、裏山の榊山(さかきやま)に降臨の際、酒を献じたことが神酒の起源となり、丹生酒殿神社と呼ばれるようになったと伝えられている。
天平年間の頃に作成された「丹生大明神告門(のりと)」によると、丹生都比売大神は、、神代この紀伊の国奄太村(あんたむら)石口に降臨したと記されている。
祭神は、丹生都比売大神、高野御子(たかのみこ)大神である。旧村社。
12世紀半ば以降、高野山が寺領拡大のために作成した文書である「御朱印縁起」所収の「山図」によると、「伊都郡三谷村」の領域内に「丹生高野酒殿」と記されている。
建暦2年(1212年)正月二七日の酒殿社神主職譲状(丹生家文書)があり、天野社(丹生都比売神社)惣神主 丹生則道から孫の友家に神主職が譲渡されている。
13世紀初めには、天野社惣神主は酒殿神社神主を兼帯していることがわかり、丹生酒殿神社は、高野山開創に深く関わった丹生都比売神社との関係が極めて深く、12世紀まで遡ることのできる史跡である。
丹生酒殿神社は、平成27年に国史跡に指定され、平成28年10月には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。
毎年、11月中旬から12月初旬には、神社のシンボルにもなっている大きな銀杏の木を黄金色に美しくライトアップする。
JR和歌山線妙寺駅下車、徒歩25分。




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