大上春秋、行子歌碑

大上春秋、行子歌碑は、和歌山県高野山桜池院前にある。
さくら短歌会主宰 大上春秋(治明)と大上行子の和歌が刻されている。

しろき守宮 かへのすきより 匂ひ出つる 寂れしむらの 陣に馴れたり 春秋

海ふたつ こえてもゆかむ 来よといふ ひとのありせを ためらはよしを 行子

石碑裏面には、次のように刻されている。
南支派遣軍々歌
波濤萬里を蹴りて衝く
バイヤス湾に月しるく
時、神無月、十二日
奇襲上陸茲に成る
青史を飾るこの朝
勲は永遠に薫るかな
    昭和十三年十月二日
    第百四師団バイヤス
    湾奇襲上陸軍歌第一節
     大上春秋作

さくら短歌会主宰
  大上春秋 (治明)
   平成元年九月三日歿
櫻池院琳珉治達居士
  大上行子 (妻)

維時平成二年十月三日建之



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