高野山奥の院

高野山奥の院は、一の橋から弘法大師御廟までの聖域である。
一の橋から御廟までは、杉や檜の老木に覆われた石畳の約2kmの参道が続いている。
この参道沿いには、国の史跡でもある20万基以上の墓碑や祈念碑、慰霊碑が並んでいる。
豊臣秀吉や徳川家康などの武将のほか、文化人や企業人の墓石を数多く見ることが出来る。
奥の院前バス停(中の橋駐車場)からの入口には、「虚空盡 衆生盡 涅槃盡 我願盡」と書かれている。
これは、空海が天長9年(832)の万灯・万華会の願文に記したもので、
この宇宙の生きとし生けるもの全てが解脱を得て仏となるまで、私の祈りが尽きることがないとの思いを伝えるものである。
8月13日の夜には、山内に眠る霊を供養する「ろうそく祭」が行われ、暗闇の奥の院に10万本のろうそくが灯される。
南海電鉄高野線高野山駅から南海バス「奥の院口」及び「奥の院前」下車。
自家用車の場合は、山内に無料駐車場がある。



お逮夜 ナイトウォーク

弘法大師が奥の院に入定した旧暦の3月21日に由来し、毎月21日はお大師様の日とされ、前夜を逮夜と称する。
高野山では、(一社)高野町観光協会が主催して、毎月20日の夜に「心の癒し お逮夜ナイトウォーク」が開催されている。
午後7時に高野山一の橋表参道入り口に集合し、奥之院燈籠堂で法話を聞いて、弘法大師御廟に参拝する。
参加費は無料で、当日現地で申し込む。




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