(前半)高野山奥の院石塔資料 対比表
(後半)山内潤三氏「高野山詩歌句碑一覧」
     紀伊名所図会和歌俳句一覧

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高野山奥院石塔記 大名墓報告書 ぐるりん関西 戦国武将 高野山金石図説 紀伊國
金石文集成
左側
立花飛騨守 立花宗茂 大圓院 7-16 立花家 筑後柳川立花家供養塔 1 立花宗茂
伊達陸奥守 伊達綱宗 北室院 奥州仙台伊達家供養塔
最上駿河守 最上家親 北室院 7-13 最上家 出羽山形最上家供養塔 4 最上家親
伊達遠江守 伊達秀宗 北室院 7-12 伊達家 奥州仙台伊達家供養塔
伊達左京 伊達村豊
(秀宗7男の二男)
北室院
前田加賀守 天徳院 7-11 前田家 加賀前田家供養塔(利常他)
△黒田甲斐守 赤松院 筑前黒田家墓所
△犬墓 △蓮金院
曽我兄弟 △蓮金院 曽我兄弟供養塔
大念佛法明上人 〇眞福院 法明上人供養塔 35-1349
嶋津薩摩守 △蓮金院 7-10 島津家 薩摩島津家供養塔(綱貴他)
森美作守 △釈迦文院
森中将 森忠政 △釈迦文院 森中将忠政供養塔 5 森忠政
森美作守播州赤穂 △釈迦文院
毛利飛騨守 △釈迦文院
森内記 △釈迦文院
西尾隠岐守 △千蔵院
牧野備後守 〇密蔵院
玉川碑 玉川歌碑
有馬中務大輔 赤松院 7-5 有馬家
毛利大膳太夫 安養院
佐竹一家 北之坊 7-4 佐竹家
大關一家 北之坊 7-3 大関家 下野黒羽大関家供養塔 10 大関政増
岡部美作守 〇曼陀羅堂 7-2 岡部家 泉州岸和田岡部家供養塔
久貝印旛守 久貝正俊 北之坊 7-B 久貝家 三州久貝家供養塔
千葉之助 △本願院
印東太郎 △本願院
京極甲斐守 〇圓光院
竹尾戸市郎 〇圓光院
大草三郎兵衛 〇圓光院
保々半助 〇圓光院
米津栴干之助 〇圓光院
米津因幡守 〇圓光院
駒井治佐衛 〇圓光院
多羅尾道可入道 〇庫蔵院
松平飛騨守 〇庫蔵院
森半兵衛 高室院
神尾七之助 高室院
北條伊勢守 高室院
石川與太夫 高室院
稲垣清右衛門 高室院
戸田平右衛門 高室院
落合源右衛門 高室院
水野隼人正 水野忠清 〇常慶院 6-27 水野家 信州松本水野家供養塔
水野出羽守 水野忠友 〇常慶院 6-26 水野家 駿河沼津藩水野家供養塔
水野出羽守 〇常慶院
水野出羽守 〇常慶院
有馬左衛門 △平等院 6-J 有馬家
鍋島肥前守 △本願院 6-21 鍋島家
(鍋島飛騨守) 鍋島直茂 6-21 鍋島家 肥前鍋島家供養塔 24 鍋島直茂
(鍋島加賀守) 鍋島直茂 25 鍋島直茂夫人
陽泰院
竹中左京 △平等院
石丸石見守 △平等院
諏訪一家 △平等院 6-28 諏訪家 信州諏訪家供養塔 19 諏訪頼忠
6-28 諏訪家 信州諏訪家供養塔 20 諏訪頼忠夫人
6-28 諏訪家 信州諏訪家供養塔 20 理智院(理昌院)
藤堂宮内 大圓院
遠山半九郎 〇常慶院
松平信濃守 △本願院
(松平肥前守)
戸田能登守 △平等院
戸田能登守 △平等院
秋本但馬守 △平等院
菅沼織部 菅沼定芳 △平等院 6-22 菅沼家 丹波亀山藩菅沼家供養塔 26 菅沼定芳
松前一家 △平等院 6-16 松前家 北海道松前藩 松前家供養塔
稲富一家 〇南蔵院
6-H 小笠原家 小笠原秀政夫人 登久姫供養塔 22 小笠原秀政夫人 登久姫
小笠原右近 小笠原忠真 △徳善院 6-I 小笠原家 豊前小倉小笠原家供養塔 23 徳川家康の養女 亀姫
6-I 小笠原家 徳川家康養女 亀姫供養塔 23 徳川家康の養女 亀姫
南部信濃守 南部利直 遍照光院 6-18 南部家 陸中盛岡南部家供養塔
南部山城守 南部重直 遍照光院 6-18 南部家 陸中盛岡南部家供養塔
南部信濃守 遍照光院 陸中盛岡南部家供養塔
南部隼人正 南部実信 遍照光院 6-18 南部家 陸中盛岡南部家供養塔
6-17 南部家 陸中盛岡南部家供養塔
松平丹波守 松平康長 △平等院 6-19 松平(戸田)家 松平(戸田家)供養塔 27 松平康長
牧野伊豫守 牧野忠貴 △平等院 6-20 牧野家 墓石判読困難
竹林惣左衛門 △五坊寂静院
松平下野守 △中性院
清水権之介 〇安楽院
成瀬隼人正 〇般若院
長谷川五兵衛 明王院
上杉景勝 北之坊 上杉景勝供養塔
上杉弾正 上杉治広 北之坊
上杉景虎 北之坊
上杉一家 北之坊
井伊掃部頭 井伊直孝 △清涼院 6-12 井伊家 近江彦根藩 井伊家供養塔
6-12 井伊家 (井伊直孝公御霊屋)
梶尾美作守 〇萬徳院
織田山城守 〇萬徳院
松平摂津守 △東室院
△大師修護摩石爐 △東室院
梶尾美濃守 梶原政景 △東室院 梶原政景供養塔 39 梶原政景
皆川左京 △東室院
牧野駿河守 牧野忠成 △平等院 6-4 牧野家 越後長岡藩 牧野家供養塔
牧野老之介 △平等院
(牧野老之助) 牧野忠成 明王院 6-4 牧野家 越後長岡藩 牧野家供養塔
後忠成公
五嶋兵部 五島盛利 〇西明院 5-3 五島家 肥前福江藩 五島(五嶋)家供養塔
五嶋主税頭 五島盛勝 〇西明院 5-3 五島家 肥前福江藩 五島(五嶋)家供養塔
松浦壱岐守 〇西明院
榊原式部大輔 榊原康政 〇大徳院 5-39 榊原家 越後高田榊原家供養塔 45 榊原康政 続676-1606
(康政塔奉行) 南甚之丞 5-39 榊原家 (上州舘林榊原康政墓所) (腹譽道切) 続677-1606
5-39 榊原家 松平忠次夫人 長昌院供養塔 46 松平忠次夫人 長昌院
水谷一家 北之坊 6-5 水谷家 備中松山藩 水谷家供養塔
水野日向守 〇常慶院
有馬大吉 △平等院
毛利市正 龍泉院
23町石
(大明王院) 5-36 松平家 松平(大給)家供養塔 50 松平成重
(大明王院) 5-36 松平家 松平(大給)家供養塔 51 松平成重夫人 久松院
小早川隆景 龍泉院 小早川隆景同夫人供養塔 55 小早川隆景
56 小早川隆景夫人 問田大方
關伊織 龍泉院
細川玄幡守 〇上珠院
加藤家江州水口宿加藤家 〇誓願院
加藤彌次郎 〇誓願院
斎藤飛騨守 〇誓願院
内藤重五郎 〇誓願院
朝倉甚十郎 〇誓願院
鈴木能登守 △正覺院
大澤出雲守 △正覺院
松平左馬門尉 〇金剛院
九鬼万之介 △慈眼院
横山藤左衛門 △慈眼院
池田信輝 5-N 池田恒興 鳥取池田家供養塔(池田恒興) 続603
織田監物 〇西蓮院
金森出雲守 〇相應院
堀左京 〇上珠院
牧野讃岐守 〇上珠院
松平遠江守 〇照明院
加賀爪甲斐守 〇上珠院
井伊直弼 (清涼院) 5-29 井伊家 井伊家供養塔(井伊直弼他)
井伊掃部頭 井伊直政 △清涼院 5-29 井伊家 井伊掃部頭霊屋
(清涼院) 5-28 井伊家 近江彦根藩 井伊家供養塔
(3代直澄他)
井伊直勝 (清涼院) 5-27 井伊家 井伊家供養塔(直勝、直好他)
津軽越中守 △遍照尊院
戸田采女正 △泰雲院
宇喜田中納言 △随心院
水野美作守 水野勝種 〇常慶院 5-25 水野家 備後福山藩 水野勝種供養塔
大久保加賀守 〇常慶院
5-23 松平(久松)家 松平定信供養塔
堀尾山城守 堀尾忠晴 〇龍生院 5-24 堀尾家 堀尾家供養塔 61 堀尾忠晴
(出雲守) 60 堀尾忠氏 続629-1604
5-24 堀尾家 松江開府の祖 堀尾吉晴公墓所 59 堀尾吉晴 続631-1607
門脇殿舊跡所 〇明藏院
小笠原大學 〇威徳院
龍造寺山城守 △本願院
大師作護摩爐 △随心院 弘法大師ごま石
△地藏二十五尊 △随心院
秋月長門守 秋月種政 △成慶院 5-20 秋月家 日向高鍋秋月家供養塔
佐州河原一家 一乗院
溝口信濃守 溝口重勝 三寶院 5-17 溝口家 越後新発田藩 溝口家供養塔 69 溝口宣勝
5-17 溝口家 越後新発田藩 溝口家供養塔 70 溝口宣勝夫人 長寿院
牧野讃岐守 〇上珠院
奥平大膳亮 奥平家昌 〇中性院 5-18 奥平家 下野宇都宮藩 66 奥平家昌 続643-1614
5-18 奥平家 奥平家供養塔(家昌他) 67 奥平忠昌夫人 桂獄院
内藤志摩守 〇大徳院
安藤對馬守 安藤重信 〇大徳院 5-15 安藤家 上州高崎安藤家供養塔 71 安藤重信
(磐城平安藤家供養塔)
内藤紀伊守 内藤信正 〇大徳院 5-13 内藤家 越後村上内藤家供養塔 72 内藤信成
5-13 内藤家 越後村上内藤家供養塔 73 内藤信正
松平三郎兵衛 松平忠重 〇大徳院 5-12 松平家 松平三郎兵衛忠重 74 松平忠重
(深溝) 夫妻供養塔 75 松平忠重夫人
(桜井) (誤り)
松平伊賀守 藤井松平家 〇浄心院 5-16 松平(藤井)家 播磨明石藩主 
5-16 松平(藤井)家 松平忠国供養塔
5-16 松平(藤井)家 68 松平信一夫人 嶽雄院
藤堂和泉守 高室院
松平中務少輔 〇浄心院
松平伊賀守 〇浄心院
松平中務少輔 〇浄心院
伊奈半左衛門 〇浄心院
松平和泉守 松平乗寿 〇大徳院 5-7 松平(大給)家 上野館林 松平(大給)家
供養塔(松平乗寿)
藤堂和泉守 高室院
完(穴)戸一家 〇明泉院
有馬玄蕃 〇蓮花寺
本多美濃守 〇大徳院
酒井左衛門頭 〇大徳院
本多中務少輔 〇大徳院
佐久間備前守 〇誓願院
柴田修理大夫 〇誓願院 (柴田修理勝家墓案内標柱)
山名一家 〇佛心殿院
内藤式部少輔 〇大徳院
内藤山城守 〇大徳院
豊澤團平墓
北條出羽守 〇上珠院 遠州掛川北條家供養塔
(松平大隅守) 松平重勝 松平(能見)重勝供養塔 88 松平重勝
松平佐渡守 〇大徳院
松平佐渡守 〇大徳院
紀州藩松平家供養塔 コ2 松平左京助
酒井長門守 酒井忠重 〇大徳院 酒井長門守忠重夫妻供養塔
稲垣對馬守 〇阿彌陀院
稲垣對馬守 〇阿彌陀院
棺掛桜
△嵯峨帝御陵 △遍照尊院 棺掛桜
△嵯峨天皇供養塔
△実慧供養塔
△真雅供養塔
秋月長門守 △成慶院
村越兵庫守 △成慶院
一柳監物 〇南蔵院
松平圖書正 △善集院
松平岩次郎 △善集院
三宅大蔵 △善集院
植村出羽守 植村家政 〇大徳院 4-13 植村家 大和高取藩 植村家供養塔
本多伊勢守 本多忠利 〇大徳院 4-12 本多家 三河岡崎藩主 本多忠利供養塔
松平石見守 〇大徳院
松平縫殿守 〇大徳院
酒井紀伊頭 〇大徳院
松平外記 〇大徳院
鳥居播磨守 〇養壽院
大草善兵衛 〇来迎院
堀田五郎右衛門 〇松雲院
松平大隅守 松平重則 〇大徳院 松平大隅守供養塔(松平重則)
稲葉丹後守 〇常住光院
小國大膳太夫 〇常住光院
薩摩守 〇常住光院
小國日向守 〇常住光院
太田和泉守 〇寶泉院
蒲生飛騨守 〇寶泉院
高刀攝津守 〇大徳院
屋代越中守 △高祖院
中山備前守 △高祖院
岡部小治郎 △高祖院
中山勘解由 △高祖院
山田重太夫 △高祖院
岡部小右衛門 △高祖院
高橋三左衛門 △高祖院
中山主馬 △高祖院
向坂權七郎 △高祖院
中山市三郎 △高祖院
稲葉丹後守 稲葉正勝 〇常住光院 4-3 稲葉家 稲葉正勝供養塔
稲葉丹後守 〇常住光院
稲葉丹後守 〇常住光院
(稲葉佐渡守) 稲葉正成 4-5 稲葉家 稲葉正成供養塔
塚田正家
4-4 土岐家 上野沼田藩 土岐家供養塔
安藤清右衛門 南院
野々山丹後守 南院
野々山丹後守 南院
稲葉美濃守 〇常住光院
平岡和泉守 〇常住光院
織田三五郎 〇常住光院
日根野織部 日根野高吉 〇常住光院 4-9 日根野家 豊後府内藩 日根野家供養塔
(日根野織部) 日根野吉明 4-9 日根野家
森大吉 △多聞院
加藤太郎左衛門 〇寶泉院
飯田四郎左衛門 〇寶泉院
板倉内膳 〇寶泉院
戸田右近太夫 〇寶泉院
土井大炊頭 〇寶泉院
浅野隼人正 〇寶性院
藤掛長吉 〇寶性院
藤掛左門 〇寶性院
大猶院奥方 〇寶性院
大久保淡路守 〇金剛院
毛利周防守 〇金剛院
松平右京太夫 〇金剛院
新庄隠岐守 〇成眞院
新庄民部 〇成眞院
松平薩摩守 恵光院
高麗陣敵味方戦死者供養塔
島津義弘 3-Y 島津 薩摩島津家供養塔(重豪他) 93 島津義弘 続621-1594
島津久保 3-Y 島津 薩摩島津家供養塔(重豪他) 94 島津久保 続634-1609
長壽院 3-Y 島津 薩摩島津家供養塔(重豪他)
島津重豪 3-Y 島津 薩摩島津家供養塔(重豪他)
島津斉興 3-Y 島津 薩摩島津家供養塔(重豪他)
嶋津淡路守 恵光院
中川因幡守 中川久通 西南院
中川秀成 3-24 中川家 豊後 岡 中川家供養塔(参道北側) 続639-1612
小出大和守 〇庫蔵院
眞田一家 蓮花定院 信州真田家供養塔
前出羽守 最上義光 〇寶持院 3-27 最上家 羽州山形最上義光供養塔 95 最上義光 続642-1614
九鬼大和守 〇善光院
土岐伊豫守 〇善光院
松平市正 〇善光院
松平市郎兵衛 〇善光院
石野兵藏 〇善光院
森内記一家 △釈迦文院
前田利家 3-V 前田 前田利家と妻まつの宝篋印塔 97 前田利家 続674-1599
利家夫人まつ 前田利家と妻まつの宝篋印塔 98 前田利家夫人まつ 続675-1599
29町石
閑院宮 寶城院 閑院宮家供養塔
土井周防守 △西方院
根来出雲守 〇庫蔵院
土州長曾我部 △正覺院
本多内記 〇大徳院
戸澤右京亮 △心南院
本堂源七 △心南院
本多内記 〇大徳院
松平越中守 〇大徳院
松平越後守 〇大徳院
松平越後守 〇大徳院
天樹院殿 〇大徳院 天樹院千姫供養塔 102 徳川秀忠の娘 千姫
淸揚院殿 〇大徳院 甲斐甲府藩主 徳川綱重供養塔
服部市兵衛 〇大徳院
岡部治郎兵衛 〇大徳院
坪内惣兵衛 〇大徳院
酒井左衛門 〇大徳院
兼松下総守 〇大徳院
兼松又四郎 〇大徳院
高森和泉守 〇阿彌陀院
岡部美濃守 〇曼陀羅堂
三浦監物 寶亀院
堀式部 寶亀院
松下主馬 聖無動院
本多豊後守 〇大徳院
井伊靭負佐直滋 〇大徳院
細井金五郎 〇密藏院
神尾備前守 北室院
生駒壱岐守 北室院
松下一家 △聖無動院
山際采女 〇洞雲院
椋本大亟 〇洞雲院
松平兵部大輔 〇大徳院
松平越中守 〇大徳院
松平備前守 〇大徳院
松平隠岐守 〇大徳院
崇源院(徳川秀忠夫人)
供養塔(一番石)
(天親院) 鷹司任子 崇源院墓域内供養塔
(広大院) 島津寔子 崇源院墓域内供養塔
(浄観院) 喬子女王 崇源院墓域内供養塔
(光玄院) 市場姫 崇源院墓域内供養塔
本理院殿 鷹司孝子 〇大徳院 徳川家光正室 鷹司孝子供養塔 202 本理院殿
上杉景勝 無量光院
建部丹後守 △東南院
小出備前守 〇寶性院
山岡主計 〇寶蓮院
南部右近 遍照光院
法然上人石塔 〇知識院 法然上人(圓光大師)供養塔 13-1315
向井将監 〇般若院
久世右衛門 〇般若院
小出備前守 〇般若院
青山下野守 〇般若院
本多淡路守 〇般若院
柴田日向守 〇般若院
小川修理亮 〇般若院
甲斐庄喜右衛門 〇霊山院
織田上野介 〇金剛院
乾芥地天居士 〇金剛院
樹正院殿 〇金剛院
藤堂家 △清涼院
嶋田丹後守 〇松壽院
生駒大膳 〇松壽院
越前中納言 結城秀康 〇大徳院 2-22 越前松平家 松平(結城)秀康及び同母霊屋
於万の方 〇大徳院 2-22 越前松平家 松平(結城)秀康及び同母霊屋
本多中務少輔 〇大徳院
(本多美濃守)
(本多甲斐守)
(本多能登守)
熊姫 〇大徳院 姫路城主 本多忠政夫人
(熊姫)供養塔
(石川長門守) 石川康通 (大徳院) 2-21 石川家 美濃大垣藩主 石川康通供養塔 続679-1607
三州吉田城主松平主殿 〇大徳院
(松平和泉守) 松平家乗 2-20 松平(大給)家 美濃岩村藩主 松平家乗供養塔
酒井靭負佐 〇大徳院
七石塔今井帯刀 武野紹鴎 〇福生院 本阿弥七基石塔(七ツ石)
同上 今井宗久
同上 今井宗久の妻
同上 今井宗薫
同上 今井宗呑
西尾豊後守 講坊
内田若狭守 〇寶性院
伊丹大隅守 〇胎藏院
(本多上野介) 本多正純 2-12 本多家 下野宇都宮藩主 本多正純供養塔
(松平薩摩守) 松平定吉 2-10 松平(東条)家 尾張清洲藩主 松平忠吉供養塔
内藤修理 △金藏院
末吉孫左衛門 △金藏院
伊藤信濃守 〇大仙院
西尾一家 △正覺院
(松平讃岐守) 松平頼重 (寶蔵院) 2-7 高松松平家 墓石判読困難
里見安房守 △妙音院
織田信長 織田信長墓所 続498-1582
筒井順慶 △妙音院 筒井順慶供養塔 120 筒井順慶 続601-1584
六姫 (池田家) 備前岡山藩主 
池田光政の六女 
六姫供養塔
織田兵部 織田信美 △妙音院 2-3 織田家 上野小幡藩 織田家供養塔
杉浦内藏亮 〇知善院
松平紀伊守 池田恒興 〇玉藏院 (池田家) 池田恒興(信輝)供養塔
松平下野守 〇玉藏院
松平紀伊守 池田輝政 〇玉藏院 (池田家) 播磨姫路藩主 池田輝政供養塔 続640-1613
池田忠継 (池田家) 備前岡山藩主 松平忠継供養塔
松平薩摩守 〇城眞院
内藤淡路守 〇城眞院
永井信濃守 金剛頂院
松平和泉守 〇大徳院
阿部對馬守 〇大徳院
安部丹波守 △正覺院
大村信濃守 持明院
右側
熊谷蓮生法印 〇知識院 熊谷直実、平敦盛供養塔
敦盛 〇知識院 熊谷直実、平敦盛供養塔
丹治忠直 〇知識院
濃州石川一家 明王院
河野通直公 △上藏院 伊予河野家供養塔 11 河野通直 343-1587
12 河野通直の母 345-1588
大田原家 清浄心院 下野大田原家供養塔
二條関白綱平公 △正覺院
松平大膳太夫 安養院
建部一家 〇幸福院
奥平大膳亮 奥平昌能 △中性院 6-35 奥平家 (墓石判読困難)
松平日向守 誤記? 〇大徳院
(南山奥之院 〇大徳院
諸大名石塔記)
(松平丹後守) 松平重忠 (大徳院) 出羽上山藩主
松平重忠夫妻供養塔
15 松平重忠
(大徳院) 出羽上山藩主
松平重忠夫妻供養塔
16 松平重忠夫人 長昌院
(持明院) 6-M 京極家 京極忠高の妻 初姫供養塔
土屋陳直 (持明院) 6-34 土屋家 常陸土浦藩
土屋家供養塔
(3代陳直他)
京極備中守 京極高豊 持明院 6-L 京極家 源(徳川)秀忠公御台所
六角宝塔
(崇源院殿墓)
土屋忠直 (持明院) 6-33 土屋家 上総久留里藩 土屋家供養塔
土屋相模守 土屋政直 持明院 6-32 土屋家 常陸土浦藩
土屋家供養塔
(初代 数直他)
米倉主計 持明院
戸田金左衛門 △平等院
秋月長門守 秋月種春 △成慶院 日向高鍋藩秋月家供養塔
多田満仲公 増福院 多田満仲供養塔(墓所) 続94-南北朝
南龍院殿 徳川頼宣 〇大徳院 紀州初代藩主徳川頼宣供養塔(墓所) 30 徳川頼宣
松平飛騨守 △中性院
松平下総守 △中性院
奥平美濃守 △中性院
吉見四郎三郎 △成慶院
酒井雅樂頭 〇大徳院
陸奥八戸藩 南部家供養塔
赤井直正 (福生院) 丹波黒井城主 赤井直正供養塔 338-1578
渓江院 (福生院) 336-1575
武田信玄 (成慶院) 6ーE 武田家 武田信玄勝頼墓所 31 武田信玄 335-1575
武田勝頼 (成慶院) 6-E 武田家 武田信玄勝頼墓所 32 武田勝頼 339-1582
大師腰掛石 大師の腰かけ石
三枝能登守 △成慶院
諏訪勘兵衛 △成慶院
亀井武蔵守 △理性院
清渓院殿 光貞 〇大徳院 紀州徳川家供養塔(二代他)
高林院殿綱教紀州殿 〇大徳院 紀州徳川家供養塔(二代他)
深覺院殿 頼職 〇大徳院 紀州徳川家供養塔(二代他)
中坊長兵衛 △全光院
吉川勝之助 △全光院
吉川元春 △全光院 吉川元春、元長供養塔 43 吉川元春 340-1586
吉川元長 △全光院 吉川元春、元長供養塔 44 吉川元長 344-1587
蜂須賀阿波守 光明院 阿波徳島蜂須賀家供養塔
水野出雲守 〇常慶院 紀州藩 新宮領主 水野家供養塔
松平周防守 松平康重 〇玉藏院 泉州岸和田松平家供養塔
杉田八郎左衛門 〇玉藏院
松平陸奥守 北室院
山内土佐守 △正覺院 土佐高知 山内家供養塔
川勝十郎右衛門 △正覺院
松平薩摩守 島津光久 △蓮金院 薩摩島津家供養塔(四番石) 63 島津家久
石田治部少輔 〇尊勝院 5-J 石田三成 石田三成墓所 64 石田三成
仙石一家 増福院
本多隠岐守 〇養壽院
増田越中守 △修禪院 長州萩 益田家供養塔
(越中益田家供養塔)
相馬圖書頭 △巴陵院 5-11 相馬家 奥州相馬家供養塔 76 相馬義胤
相馬圖書頭 △巴陵院 5-11 相馬家 奥州相馬家供養塔 77 相馬利胤
相馬圖書頭 △巴陵院 5-11 相馬家 奥州相馬家供養塔
相馬圖書頭 △巴陵院 5-11 相馬家 奥州相馬家供養塔
高木主水正 高木正次 △巴陵院 5-10 高木家 河内高木家供養塔
高木善左衛門 △巴陵院
伊東修理太夫 〇耒迎院 日向飫肥 伊東家供養塔
久野左門 光明院
木下肥後守 〇興山寺
丹羽左京亮 三寶院 陸奥白河二本松 丹羽家供養塔
藤堂大學頭一家 高室院
永井美濃守 高室院
戸沢正庸 5-2 戸沢家 出羽新庄藩 戸沢正庸供養塔
奥平九八郎 奥平信昌 △中性院 4-20 奥平家 美濃加納藩 奥平家供養塔
4-20 松平家 美濃加納藩 奥平家供養塔
久留島一家 △上藏院
豫州河野一家 △上藏院
秋田信濃守 〇金光院
紀伊女中 圓満院 紀州徳川家夫人方供養塔
稲葉(菓)淡路守 〇萬福院
本多因幡守 本多俊政 〇萬福院 4-15 本多家 大和高取藩 本多俊政供養塔 369-1610
分部伊賀守 〇萬福院
多賀谷修理太夫 〇萬福院
向井頼母 〇萬福院
岡部美濃守 〇曼陀羅堂
松波甚左衛門 高室院
不波河内守 丹生院
(小笠原政信) 4-11 小笠原家 下総関宿藩 小笠原家供養塔
服部半蔵 〇威徳院
上智禅尼供養塔
松平政信 4-10 松平(久松)家 松平家(瀧脇 
(松平丹後守) 松平重信 久松は誤 駿河小嶋)供養塔
覚鑁上人 密厳堂
九鬼一家 〇戒光院
加藤遠江守 加藤光泰 〇戒光院 4-6 加藤家 伊予大洲 加藤家供養塔
酒井日向守 講坊
頬切地蔵 身代り地蔵尊(頬截地蔵)
生駒壱岐守 圓満院
鳥居播磨守 〇養壽院
小出播磨守 〇庫藏院
織田信長公 〇花屋院
朽木伊豫守 朽木稙綱 三寶院 3-29 朽木家 土浦藩 朽木家供養塔
朽木市左衛門 三寶院
野々山肥前守 三寶院
朽木監物 三寶院
朽木與五郎 三寶院
3-28 六郷家 出羽本荘藩 六郷家供養塔
(本庄藤原家供養塔)
慈眼堂 河野宗寛(大渕)老師 歌碑
大森平七 寶亀院
堀權十郎 寶亀院
根来愛染院殿 △最勝院
根来五左衛門 △最勝院
根来長治郎 △最勝院
青木甲斐守 西南院
中川因幡守 西南院
毛利甲斐守 成福院
毛利内膳正 成福院
飛鳥井殿 成福院
石川大和守 成福院
岩城采女 成福院
宗對馬守 成福院
寺澤兵庫頭 成福院
松平肥前守 成福院
毛利山城守 成福院
ビルマ方面戦没者納骨塔
伊達安藝守 △巴陵院
服部仲殿 〇福藏院
水野日向守 〇常慶院
土州長曾我部 △正覺院
久世讃岐守 〇心王院
片桐又七郎 〇功徳壽院
武田越前守 〇十輪院
京極備中守 京極高豊 〇十輪院
京極高吉 3-11 京極家 京極高吉供養塔 無し
京極高次 3-11 京極家 京極高次供養塔 続633-1609
P27と重複 浅井長政 3-F 浅井家 浅井長政供養塔 続617-1592
内藤能登守 〇大徳院
酒井左衛門 酒井忠義 〇大徳院 3-9 酒井家 出羽庄内藩主
酒井忠義(長壽院)供養塔
内藤和泉守 内藤忠勝 〇大徳院 3-6 内藤家 志摩鳥羽藩 内藤家供養塔
松平大和守 〇大徳院
板倉周防守 〇大徳院
酒井左衛門 酒井忠義 〇大徳院 3-8 酒井家 出羽庄内藩主 酒井忠当供養塔
酒井忠治
松平兵部大輔 〇大徳院
黒田美濃守 正智院
松平右衛門 正智院
松平肥前守 正智院
堀左京 正智院
伊達政宗 △成就院
茂庭周防 △成就院
三枝攝津守 無量光院
蓮屋蓮公 △成就院
本多伊勢守 〇大徳院
大久保加賀守 〇覺證院
米倉監物 〇十輪院
前田加賀守 〇十輪院
浅井備前守 浅井長政 〇十輪院 3-F 浅井家 浅井長政供養塔 続617-1592
松平筑前守 △悉地院
谷大學 正智院
長谷觀音 〇興山寺
岡山中納言 〇興山寺
松平攝津守 △中性院
稲葉右京亮 講坊
藤堂大學頭一家 △西明院
淺野安藝守 △悉地院
伊丹藏人 〇胎藏院
俵藤太秀郷 〇興山寺
竹腰山城守 〇興山寺
尾張大納言 〇興山寺 尾張徳川家供養塔 115 徳川義直の母
お亀の方
酒井左衛門佐 酒井忠勝 〇大徳院 出羽庄内 酒井家供養塔
(酒井忠勝)
瀧川三九郎 〇福藏院
酒井雅樂頭 〇大徳院 若狭小浜藩 酒井家供養塔
松平新太郎 △悉地院
松平出羽守 〇大徳院
松平出羽守 〇大徳院
丹羽和泉守 〇大徳院
三好石見守 西門院
木食興山上人 114 木食応其
高須治與市右衛門 〇福生院
有栖川宮 有栖川宮宝塔
鈴木淡路守 △金藏院
朝倉太郎左衛門 〇定光院
松平丹波守 △平等院
青山播磨守 〇大徳院 摂津尼崎 青山家供養塔 118 青山幸成
脇坂淡路守 〇大徳院
稲葉春日女 春日局 〇興山寺 春日局供養塔 122 春日局
稲葉丹後守 〇興山寺 佐久間将監供養塔
佐久間将監 〇興山寺 佐久間将監供養塔
加藤式部少輔 〇興山寺
知久間監物 〇威徳院 信州阿島知久伊左衛門直政公供養塔
持経上人
足利家石塔
秋田城之介
寺院境内石塔
松平土佐守忠義 △正覺院
太田飛騨守 △彌勒院
毛利大膳太夫 安養院
堀田筑前守 金剛三昧院
近衛殿 萱堂
覺法親王御廟 光臺院
頼朝、頼家
實朝、二位尼
〇阿光院
真田伊豆守 蓮花定院
松平肥後守 △成慶院
牧野駿河守 △平等院
牧野飛騨守 △平等院
田中内匠頭 △平等院
牧野駿河守 △平等院

山内潤三氏「高野山詩歌句碑一覧」(1970年) ぐるりん関西
地域順
番号
碑の名称 年月日 寸法 年代別
1 同期の桜詩碑 昭和42年
(1967)
8月15日
H68W123 76 同期の桜供養塔
第二次世界大戦の終局まじかーーー守りつがん永遠に
2 青嵐句碑 昭和27年
(1952)
3月
H105W60
奥行40
55 永田青嵐句碑
お遍路の祖師と在るこころ尊とけれ
3 寛演歌碑 昭和5年
庚午(1930)
H206W45
奥行23台H28
50 寛演歌碑
みほとけのりやくの程そ有難き病気忘れし今日の嬉しさ
妣田圭子歌碑
池内たけし句碑
右田百女句碑
弘法大師お夢告の歌碑
野村晃円(尼)歌碑
4 人道之歌碑 昭和41年
(1966)
H80W72
奥行26台6
75 人道歌碑
わかまこと(略)
5 道しるべ秋双句碑 年代不明 H132
W26
風すゝしこゝ浄域の第一歩
6 かげらふ塚 昭和39年
(1964)
70 かげろふ塚
在りし日のかたみともなれかげらふ塚
7 平山居士句碑 天保14年
(1843)
H100W65
奥行20
台23
18 平山居士句碑
明ぼのや暫(しばらく)ながら雪の峰
補遺13
(再掲)
弘法大師お夢告の歌碑 昭和44年
(1969)
無し 弘法大師お夢告の歌碑
いてつく日ややけつく日また 野村晃円(尼)歌碑
あらしの日辻の地蔵の姿しのべよ
補遺14
(再掲)
弘法大師お夢告碑
前花いけ歌碑
昭和44年
(1969)
弘法大師お夢告碑前花いけ歌碑
艪の舵も
蓮葉の
8 旧玉川歌碑 慶長16年
(1611)
H190W40
奥行24
2 玉川歌碑
忘れてもくミやしつらん旅人の高のゝおくの玉川の水
9 塊翁句碑 文化10年
(1827)
H118W64
奥行33
台50
12 塊亭碑(塊翁句碑)
霧となる香の薫りや九百坊
10 五大種歌碑 元和7年
(1621)
寛永10年
(1633)
H190W52
奥行30
4 五大種歌碑
偶然の炎の枕の夢さめて柳はみとり花ハくれなゐ
11 極楽塚句碑 昭和31年
(1956)
H120W32
奥14
59 極楽塚 棒洋句碑
歳の暮浮世はものゝ夢なれや
12 極楽塚歌碑 昭和31年
(1956)
H270
W115
奥行50
大20
60 極楽塚 藤田丁亥次歌碑
極楽はあるべきものを何人も
忘れさらめや誠つくして
13 富安風生句碑 昭和39年
(1964)
69 富安風生句碑
一山乃清浄即美秋の雨
18 鶴亀淀八句碑 大正5年
(1916)
H59
W76
奥10
42 鶴亀淀八歌碑・句碑
高野成淀に恵水の養老盃□
19 御詠歌歌碑 昭和33年
(1958)
4月吉日
63 御詠歌歌碑(堺堀越観音講)
かりのよにしやくでくるしむひとあらば
大慈大悲とたのめすくわん
20 慈忍歌碑 昭和42年
(1967)
77 慈忍歌碑
わがためと思ふ心はあださくら
人にはつくせ己が誠を
補遺3
(再掲)
高田万二歌碑 明治25年
(1892)
無し 高田万二歌碑
浮世へし我おもかけはさくら花
ちりてきえゆく身こそあはれ
23 詠久句碑 嘉永6年
(1853)
22 詠久句碑
落光の清さや杉の下涼
26 伊藤氏墓、一捕・完来句碑 文化9年
(1812)
無し 伊藤氏墓、一捕・完来句碑
在すかと夢に夢見て浮の秋
空ミれは空まて峯の月ひとつ
27 中村徳蔵句碑 明治39年
(1906)
33 中村徳蔵句碑
みほとけの慈悲にそあらむかん子鳥
補遺4
(再掲)
猪瀬恵以墓句碑 明治42年
(1909)
無し 猪瀬恵以墓句碑
御墓に尊き山の落ち葉かな
補遺2
(再掲)
成田屋眼玉白猿歌碑 天保8年
(1837)
成田屋眼玉白猿歌碑
人間の道をたつねてきたるはし
かうゝゝとおしへくたさる
31 大教正五老(左)井句碑 大正元年
(1911)
39 大教正五老井句碑
尊さや蓮のかたちの法の山
32 増田氏ありがたや歌碑 大正11年
(1922)
45 ありがたや歌碑
ありがたや高野の山の岩かげに
大師はいまにおわしまします
33 五代五兵衛歌碑 明治9年
1934)
H113W45
奥16
台33
52 五代五兵衛歌碑
盲と唖の教えの道に盡してし 勲高き君仰くかも
34 八木家之墓歌碑群 昭和31年
(1956)
64 八木家之墓歌碑群
幸うすく若く浄らに散りし霊に
やさしく侍べれ乙女椿よ
35 市紅句碑 明治35年
(1902)
H65W16 29 市川團藏家墓所
なく虫を我(?)道連や秋の山 市紅句碑 団猿句碑
36 団猿句碑 明治35年
(1902)
H65W16 30 市川團藏家墓所
心にも白きは清し冬牡丹 市紅句碑 団猿句碑
補遺9
(再掲)
喜野家終戦
八月十五日歌碑
昭和26年
(1951)
喜野家終戦歌碑
生きかへり死にかへりつゝ
日の本の御國守らむ大和男子は
39 芭蕉句碑 安永4年
(1775)
H87W55
奥28
台30
5 芭蕉句碑
父母のしきりにこひし雉子の聲
補遺8
(再掲)
九度山萱野家句碑 昭和16年
(1941)
無し 九度山萱野家句碑
寂寞の中に聲あり呼子鳥
40 父母恩重歌碑群 昭和40年
(1965)
H280W130
奥100
台120
73 父母恩重碑
父恋し母なつかしといしふみを
建てて昔を偲ふ今日かな
なし 聖徳公子歌碑 昭和57年
(1982)
H250 なし 聖徳公子歌碑
やみよりやみえきえはてし
有縁無縁のみどり子をあはれみ給ひて地蔵尊
41 初代歌沢之歌碑 昭和4年
(1929)
H155W60
奥11
48 初代哥澤之歌碑
浅しとてきき流さめや歌澤の
ふかきこゝろは知る人そしる
なし 筆塚歌碑 H100 なし 筆塚歌碑
宿願のわが筆塚をまほろばに
高野の杉の青墨のいろ
補遺10
(再掲)
大林堂登美子歌碑 昭和43年
(1968)
無し 大林堂登美子歌碑
身におよふうきことゝゝをかさね来て
感謝に生くるのれん尊し
補遺7
(再掲)
山色天来仏山人歌碑 昭和6年
(1931)
山色天来仏山人歌碑
雪しろきひらをのこして大比叡も  (井村米太郎(真琴)墓歌碑)
をひえも空のいろに晴たり
43 扇面句碑 昭和40年
(1965)
H45W75
奥行11
台55
72 扇面句碑
鎌倉の夢見てさめて雪篭り
補遺5
(再掲)
勲三等高田慎蔵歌碑 明治43年
(1910)
無し 高田慎蔵夫妻供養塔(歌碑)
高野山浮世の雲をよそにして
心しつかに月をなかめむ
47 慶長十八年歌碑 慶長18年
(1613)
H130W26
奥10
3 慶長十八年歌碑
高野山たのむこころのふかければ
あさき石井もくみはつくさし
48 徳栄講歌碑 大正2年
(1913)
H300W56
奥18
台185
40 徳栄講歌碑
法の為たつるいくさをもたか野山
その名はくちじ末の世迄に
49 村田順子辞世歌碑 明治40年
(1907)
H75W30
奥30
台68
34 村田順子辞世歌碑
あちきなき浮世をすてゝ極樂の
はちすをわけて母をまたはや
52 龍山院歌碑 安永7年
(1778)
H102W37
奥30
台105
6 龍山院歌碑
諸友とこめし契もあしきなく
うつれはかわる天野むら雲
53 生駒家歌碑 年代不明 H45W86
奥27
0 生駒家歌碑
思ひたつ心のまゝにはつことは
神の扶けのあるものと知れ
54 杉苗五千本歌碑 明治41年
(1908)
H197W34
奥75
35 杉苗五千本歌碑
子を思ふ親ほとおやを思ふ子は
人の道行人と云へし
55 天保玉川歌碑 嘉永元年
(1848)
H183W110
奥15
台25
21 嘉永元年玉川碑歌碑
わすれても汲みやしつらむ旅人の
高野のおくの玉川のミつ
なし 蕪村玉川句碑 平成15年
11月15日
(2003)
蕪村玉川句碑
玉川に高野の花や流れ去る
56 弘龍庵歌碑 昭和27年
(1952)
H92W30
奥30
台94
57 弘龍庵歌碑
ありがたや南無阿弥陀仏の喜びの
供養の塔に身を納めなん
57 正和元年
大中臣弘泰歌碑
正和元年
(1312)
H220W38
奥41
1 大中臣弘泰歌碑(日本最古の歌碑)
いにしヘハはなさくはるにむかひしに
にしにくまなき月おみるかな
59 研暢、観広、
本雄、友情の歌碑
嘉永7年
(1854)
H107W70
奥25
台35
23 研暢、観広、本雄、友情の歌碑
ちきりをく御法の花の種なれハ
匂ひもふかくここに咲らむ
61 鶴沢清六歌碑 昭和35年
(1960)
H49W94
奥12台14
65 鶴澤清六歌碑
うつし身はこゝにねむれど絃のわざ
妙なる音色永久に残らん
612 すめらぎとともに聴けるは清六の
ちからこめたる撥おともよし
68 中野広三郎歌碑 昭和41年
(1966)
中野広三郎歌碑
みおしえの徳をかしこみ常日頃
迷いもせずに徳を積みしか
別れ行く君の姿ハみえねども
徳の光はいつの世までも
69 アンボン島
戦士之詩碑
昭和40年
(1965)
71 アンボン島戦士之詩碑
共に征き、共に戦い
なし 白猫句碑 白猫句碑
消えてくる程遠からず春の鐘
70 一福句碑 昭和31年
(1956)
無し 一福句碑
焼け失せし過去帳の魂まつりけり
祖師の邊に集い在してあたたかく
71 山口誓子句碑 昭和36年
(1961)
66 山口誓子句碑
夕焼けて西の十萬億土透く
73 親鸞報恩歌碑 大正7年
(1918)
親鸞報恩歌碑、見真大師墓句碑
迎へく祖師の御跡をしたひ来て
御影に逢そ今日のうれしき
74 見真大師墓句碑 明治38年
(1905)
親鸞報恩歌碑、見真大師墓句碑
法の縁くちぬちかひや石の文
76 木板詩歌碑(一) 上野家詩歌碑
白蓮の花咲き燃える霊山の
慈悲に煌やく法界の廟
81 高浜虚子普賢院句碑 昭和32年 H117W68
台ナシ
琴瑟に仏法僧も相和して
なし 森白象句碑(普賢院) 森白象句碑(普賢院)
いく度も時雨し月の庭に立つ
なし 森白象句碑(普賢院芭蕉堂前) 森白象句碑(普賢院芭蕉堂前)
平凡を倖せとして去年今年
なし 土井晩翠歌碑 昭和31.11 出典:文学の旅10(1972.5.1)
風なきに斜の落葉いぶかれば 碑面上部に晩翠が描いた観音像が
梢はなるる小鳥一むれ 線刻されている。(普賢院)
なし 森郁子句碑 森郁子句碑
朴咲くと聞けば高野に帰りたく
なし 黒田杏子句碑 平成19年
(2007)
黒田杏子句碑(無量光院)
涅槃図をあふるる月のひかりかな
なし 池田兎余子句碑 昭和55年 池田兎余子句碑
来なれては高野も近し沙羅の花
82 光台院御所桜句碑 年代不明 H143W25
奥17
光臺院御所桜句碑
古への由緒とはすも御所桜
なし 五十嵐播水句碑 五十嵐播水句碑
籠り僧ことりともせず蟻地獄
なし 北尾鏡之助句碑 北尾鏡之助句碑
夜桜の門あけてある御寺かな
なし 豊長みのる句碑 平成5年 豊長みのる句碑
千年の杉のこゑ棲む青高野
83 金剛峯寺前
道しるべ句碑
明治17年
(1884)
川上玉園句碑
高野山のぼりてうれし花の笑み
84 大師教会
いかせいのち詩碑
昭和37年
(1962)
大師教会いかせいのち詩碑
このわらべ 心みな
85 大聖院
松本浜子歌碑
大正7年
(1918)
しのひねを
86 大門田村木国句碑 昭和32年
(1957)
田村木国句碑
山門を出てゝ秋日の谷深し
補遺2 成田屋眼玉白猿歌碑 天保8年
(1837)
無し 成田屋眼玉白猿歌碑
人間の道をたつねてきたるはし
かうゝゝとおしへくたさる
補遺3 高田万二歌碑 明治25年
1892)
高田万二歌碑
浮世へし我おもかけはさくら花
ちりてきえゆく身こそあはれ
補遺4 猪瀬恵以墓句碑 明治42年
(1909)
無し 猪瀬恵以墓句碑
御墓に尊き山の落ち葉かな
補遺5 勲三等高田慎蔵歌碑 明治43年
(1910)
無し 高田慎蔵夫妻供養塔(歌碑)
高野山浮世の雲をよそにして
心しつかに月をなかめむ
補遺7
山色天来仏山人歌碑 昭和6年
(1931)
無し 山色天来仏山人歌碑
雪しろきひらをのこして大比叡も  (井村米太郎(真琴)墓歌碑)
をひえも空のいろに晴たり
補遺8 九度山萱野家句碑 昭和16年
(1941)
無し 九度山萱野家句碑
寂寞の中に聲あり呼子鳥
補遺9
喜野家終戦
八月十五日歌碑
昭和26年
(1951)
喜野家終戦歌碑
生きかへり死にかへりつゝ
日の本の御國守らむ大和男子は
補遺10 大林堂登美子歌碑 昭和43年
(1968)
無し 大林堂登美子歌碑
身におよふうきことゝゝをかさね来て
感謝に生くるのれん尊し
補遺12 長慶宇宙門辞世歌碑 大正5年
(1916)
無し 吉村長慶宇宙門辞世歌碑
死は宇宙の大神霊に帰するもの
生まれるよりも永久に活るなり
補遺13
弘法大師お夢告の歌碑 昭和44年
(1969)
無し 弘法大師お夢告の歌碑
いてつく日ややけつく日また 野村晃円(尼)歌碑
あらしの日辻の地蔵の姿しのべよ
補遺14
弘法大師お夢告碑
前花いけ歌碑
昭和44年
(1969)
弘法大師お夢告碑前花いけ歌碑
艪の舵も
蓮葉の
なし 三星山彦句碑 昭和45年 三星山彦句碑(高野町神谷)
吹雪ゐる山河少年の日の山河

紀伊名所図会に収録された和歌、俳句
紀伊名所図会 (2)
2P618 奥の院より大門口其3
寄墓祝といふこころを
君か徳 高野にしるし 立ちなみて 
大名方もをさまれる御代
玉川舎
2P632 奥の院より大門口其10
2P644 谷上総図
鷲の峰 鶴の林も とりの名の 
たかののおくに 有明の月
東武 栗園
2P647 千手院谷ほか総図
入道寂然大原に住侍りけるに
高野よりつかはしける
山ふかみなるる かさぎのけぢかきに
世にとほさかるほとぞしらるる
西行
2P647 千手院谷ほか総図
あかつきの しらみかかれば たびびとの 
かゆき かくゆく 千手院谷
寡垢人
2P648 千手院谷つづき
うくひすの なくなみた見む 女人堂
樗堂
2P649 千手院谷つづき
石蕗咲や 滝のしぶきに ぬれなから
鱸仙
2P652 五室谷
仏(ほとけ)には なり過たりや 高野山 
あみだがみねを こえてゆくかう
法橋紹巴
2P652 五室谷
青厳寺と興山寺の あひだの谷にて 
ほととぎすの おとしぶみと 
いふものをひろひて
しのび音(ね)を まきやこめしと おもふまで 
ゆかしき文を いさひらきてん
百舌鳥草茎
2P655 一心院谷
内大臣実隆公永正四年四月登山したまひて
都に帰らせたまふとき
一心院の奥乃坊を出たまふとて
別をおしみたまひて
おもひ入しひとつこころの
奥を出て帰へらむ
塵の世をいかにせむ
廣隆
2P669 町卒塔婆
続千載集
正和二年法皇高野山に御幸侍りし時、世々の跡にこえて、山のほど
御輿にもめされざりしかば、おもひつづけ侍りける
高野山みゆきの跡はおほけれど
まことの道は今ぞ見えける
僧正道順
2P673 勝利寺
続千載 羇旅
高野にまうで侍りける道にてよみ侍りける
定めなきうき世の中としりぬれば
何所(いずく)も旅のここちこそすれ
高野法親王道法
2P676 続千載 哀傷
従一位貞子身まかりける骨を高野におくり侍るとて
道にてよみ侍りける
行くさきの道もおぼえず高野山(たかのやま)
これをわかれのはてとおもへば
法印憲基
2P682 天野社神事能
あふげ人すずしさそふる神かぜに
まよひのちりはみな月のそら
雲堂
2P687 出観集
秋のはじめ天野のやしろにまうで給へりけるに、
月のあかくて風のはげしかりければ
さもしるき月の光もあるものを
何か嵐の秋とふくらん
覺性法親王
2P687 出観集
これを人のかたりけるをきゝて
奉りける
雲はらふよはの嵐のあればこそ
秋行く月の影も見ゆらめ
行宴法師
2P687 出観集
十月ばかり當社にまうでゝ
あはれにも尊くもたゞ葛の霜
塊亭
2P693 西行堂
西行法師のりきよといひしときの妻、
尼となりて天野にすまれしあとゝて、
今に草庵あり。秋のころ
なく蟲の草にやつれていく秋か
あまのに残る露のやどりぞ
似雲
2P694 西行堂
堂の前に西行が狭田(はざまだ)といふあり
その田今に蛙なく事なし且上人をそ
詠じける歌とて
西行がたまたまつくるはざまだの
畝(うね)のせまちのあるぞうれしき
2P697 笠木坂
御幸(みゆき)せしむかしをとへば笠木坂
さしてをしふる人かげもなし
白菅荒海
2P697 矢立茶屋
?蔭記行
故事(ふること)を聞きもらさじと杉の名の
矢立の筆をふるふ木(こ)の本
2P698 袈裟掛石
続千載
高野山(たかのやま)にまうで侍りけるとき
山路(やまぢ)にてよみ侍りける
跡たえて世を遁(のが)るべき道なれや
岩さへ苔の衣(ころも)きてけり
仁和寺法親王守覺
2P698 捻石(ねぢいし)
ねぢ岩のねぢももどらむ初しぐれ
萍左
2P700 七色木
はぜぬるで楓松杉藤柏
この七色を一樹(いちき)にぞみる
2P701 P14 鏡石 絵
杖突いてむかへばこしもかがみ石
われより先に老やすみける(む)
泥田坊
2P702 鏡石
鏡石と申すと教へければ、
「いざたちよりて見てゆかむ」
などずしつつ
世の塵もかゝからぬ岩や法(のり)の師の
すます心の友かゞみなる
首麻呂
2P702 関屋
さくら咲く高野(たかの)の関屋あれぬとも
とめまほしきは春にぞ有りける
易興
2P703 見越坂(みこしざか)
見越坂より淡路島の見ゆるに、
道範大徳のさすらへられしときの歌おもひ出てゝ
わだの原あはと見わたす淡路より
ながめくらしゝ昔をぞおもふ
濱名浦雄
2P704 大門口関屋合戦 絵
春日さすいはねのゆきのあともなく
くつれおちけむもののふのとも
首麿
2P708 大門 絵
つばくらのしげき出入りや雲のそで
高野 杦(すぎ)聴
2P710 大門2 絵
千山
西行とわらひくらべの山路かな
2P711 大門3 絵
生抜(はえぬい)て名にもたかののかがみ石
ほってもよそへうつすべきかは
泥田坊
2P711 大門4 絵
陽炎や鳥のあつまる仏供岩
芦角
2P711 大門5 絵
2P712 角石(かどいし)や疾(と)きいなつまのすり火うち
見義
2P712 大門6 絵
朝日うけ都卒(とそつ)のつゆかなみた川
佳流
2P712 大門7 絵
七筆の歌本を見むいろいろに
分けて見せたる茂りかな
千水
2P714 大門8 絵
空蝉や袈裟かけ石にしがみつき
明子
2P714 大門9 絵
矢立杦(すぎ)の聲をききて
たちにけむ炎(ほむら)よりもはやくすぎしよを
杦の木かげにおもひこそすれ
千川
2P716 大門10 絵
五月雨や丁石のほる蝸牛(かたつむり)
陰松
2P717 大門11 絵
久かたの天野の宮居下に見て
雲わけのほる八重の坂道
信雄
2P718 大門12 絵
白雨(はくう ゆうだち)や
はしりついたる笠木坂
ト枝
2P720 天野 絵
名木桜といふをみて
えだをりてとがめられなばなかなかに
めんぼくもなきさくらちりまし
拾栗山人
2P728 西行松
西行の草履もかゝれ松の露
芭蕉
2P728 衣掛櫻
とりかけし御衣(みけし)の雫かしこみて
今も涙のちる櫻かな
橘可折
2P730 丁田天神 清水町 絵
西行墓にて
あととはむ鳥も清水の柳かげ
拾栗山人
2P732 玉屋 絵
かるかやのむかしよりとしとしにしげりさかえて
遊びどもおほかる宿也
あそびめの貌の玉屋にみつづけの
子を尋ねくる父もあるべし
泥田坊
2P738 苅萱堂
風にちるかるかや堂のけしの花今道心と蝶も尋ねん
玉川舎
2P740 神谷辻
高野山にまうで侍る。たよりなるかみや村に
諏訪なにがしの家に立ちより侍りて
契(ちぎり)あらば又もとひこむ高野山(たかのやま)
麓をしむる宿のあるじを
寂靜
2P741 称名院右府記
おのおのたびのよそひして下山す。
昨日も山中野火所々見えし、
今日はまた大きなる木やけて、
折かへりたる中よりほのほあがれり。
右は山左はふかき谷、
あしもとより火もえける木の下をとほれる、
まことに避雨の陵をすぐる心地もかくと見えたり云々。
咲く花も見えて霜ふむ山路かな
卓池
2P741 称名院右府記
三月二日、高野にのぼりぬ。かぶろ坂不動坂など、
ききしよりもさかしく、此あたりは乗物もかなはざれば、
からうじてのぼりぬ。
不動坂にて山人の柴おろすを見て
山賤(やまかづ)がみねよりおろす柴車
とむるかたなき我心かな
放鵬子
2P742 四寸岩
鶺鴒(せきれい)の小尻とかめや四寸岩
貞佐
2P745 千首
山女郎花
さはりある花の名たてか女郎花
いかで高野の山に咲くらん
師兼
2P745 白河七百首
野亭女郎花
庵むすぶ高野(たかの)の秋のをみなへし
こころづからや露も置くらん
融覚
2P745 狂歌集
罪ふかき名にはたてれど女郎花
女人堂をも踏越えて咲く
唐衣橘洲
2P745 狂歌集
百合もその姫といふなにしほるるか
夢林
2P746 不動坂口女人堂  絵
呼子鳥なくやゆかれぬ杉の奥
女 此葉
2P745 不動坂口女人堂  絵
柿むいて居るもあはれや女人堂
塊亭
2P748 狂歌集
日南の珠の霰(あられ)や女人堂
桂子
2P748 狂歌集
妹よりなみだは兄ぞ女人堂
原松
2P750 花折 児滝(ちごのたき) 絵
不動坂 其の二 絵
花折にて
花躑躅あの世でさけと手折りけり
高階 藤島
2P752 不動坂 其の三 絵
外の不動 万丈転 不動橋
山笑ふ てつとも 見えで 岩不動
拾栗 庵
2P752 不動坂 其の三 絵
外の不動 万丈転 不動橋
父母の聲かあらぬか呼子鳥
鬼蔦
2P752 不動坂 其の三 絵
外の不動 万丈転 不動橋
ぬきはなす扇子もすずし不動坂
イセ 免士
2P754 不動坂 其の四 絵
四寸岩 卒塔婆木
雉子鳴くや 父の跡ふむ 四寸岩
高野鉄子
2P757 不動坂 其の五 絵
桜茶屋 神谷辻
桜茶屋にて
真盛の春をあざむく雪と雲 
いつも桜の花の下茶屋
浮輔
2P757 不動坂 其の五 絵
桜茶屋 神谷辻
すずしさや岩にしみこむ蝉のこゑ
其角
2P758 不動坂 其の六 絵
河根村 千石橋 塩竃古跡 日輪寺
唐人□官
塩竃の あとめずらしみ たひびとも
よそに見てやは とほる大臣
2P758 不動坂 其の六 絵
河根村 千石橋 塩竃古跡 日輪寺
八月十五日高野の御山にたどりつきぬ
雨風いみじくて女人堂迄はかたければ
河根のさとにやどりて
結縁もとげす真如の月も見ず
河根にうらみはかずかずの夜や
女 物香
2P760 不動坂 其の八 絵
学文路 西光寺 物狂石
霧雨や槙たつ山のいくえより
玉皋
3P3 大門 絵
あかつきをまつ寝仏や春の山
樗堂
3P5 文集
高野山うき世の外はなかりけり
八の谷すら八十のちまたを
3P10 時候
花までも心ありけり高野山
うき世の春をのぞきてぞ咲く
3P11 時候
ほととぎす初聲(はつこえ)よりも待たるなり
高野(たかの)の山の暁の空
3P11 時候
高野山(たかのやま)仏法僧の聲をこそ
待つべき空になく郭公(ほととぎす)
3P11 時候
降る雪の積もればいとど高野山(たかのやま)
うき世の道や隔てはつらん
飛鳥井栄雅卿
3P12 続千載
高野にまかりてよみ侍りける
あかつきを高野の山に待つほどや
苔の下にも有明の月
寂連法師
3P13 土室 絵
土室にて寒気を凌ぐところ
土室に蕎麦の匂いやけふの雪
風枝
貴僧とも知らで御咄し申上尻こそばいよ
高野六十 鯛ノ屋 貞柳
3P16 氷豆腐を製する図
あたたかなこほり味ふさむさかな
対山
3P18 新勅撰
世をのがれて高野山に住み侍りけるときによめる
高野山おくまで人の問ひこずば
しづかに峰の月は見てまし
参議成頼
3P18 続後撰
高野にこもりてよみ侍りける
今こそは高野の嶺の月を見て
深き御法(みのり)のほどもしるられ
源具親朝臣
3P18 玉葉
守覚法親王家五十首歌の中(うち)に
祝の心をよみ侍りける
君が代は高野の山の岩の室
あけん朝(あした)の法(のり)にあふまで
俊成
3P18 新続古
高野山(たかのやま)その暁をちぎり来て
ここにも同じ月や澄むらん
僧正栄縁
3P18 月清
二夜百首歌の中(うち)に佛寺(ぶつじ)
ながき夜(よ)に朝日まつ間の心こそ
高野(たかの)の奥に有明の月
後京極摂政
3P18 拾遺愚草
建久五年夏仁和寺宮五十首の中(うち)に祝
きみが代は高野(たかの)の山にすむ月の
まつらむ空に光そふまで
中納言定家
3P19 夫木抄 二十
あさ日まつ高野(たかの)の山にいかばかり
上なき道をさだめ入りけん
殷富門院大輔
3P19 千首
古寺月(こじのつき)
まぐりあはん其暁のしるべせよ
たかのの山のありあけの月
師兼
3P19 建仁元年八月十五夜歌合
古寺残月(こじのざんげつ)
これやこの残るひかりのかげならん
高野(たかの)の山の暁の月
右衛門督通親
3P19 家集
高野(かうや)にこもりける頃山居の月のこころを
世をいとふ深山がくれの住居(すまひ)には
月さへ雲のちりなかりけり
守覚法親王
3P19 草菴
のぼりては心の霧もはれぬべし
高野(たかの)の山の峰の嵐に
頓阿法師
3P20 雪玉
古寺朝(こじのあした)
朝日かげ出づるやいかに高野山(たかのやま)
まつ暁はすぎぬものから
逍遥院内府
3P20 家集
むすびおくいにし朽ちるめや高野山(たかのやま)
その暁をまつの下露
烏丸光廣
3P20 柏玉
さぞないかに其暁(そのあかつき)をちぎらねど
高野(たかの)の山にすめる夜の月
後柏原院御製
3P20 あとなしきしぐれをきくや高野山(たかのやま)
鬼貫
3P20 うぐひすに鳴きて見せけりみそさざい
許六
3P20 雲の峰鬱々として谷の坊
淡々
3P20 そのときのままか三鈷のまつの月
宋屋
3P20 ほろほろと鳴く山鳥や露の玉
蕪村
3P20 稲妻や座禅のこころ引きてみる
也有
3P23 山家集
寂然もみぢのさかりに高野(かうや)に詣で出でけるに
またの年のはなのをりに申しつかはしける
もみぢせし高野(たかの)の峰の花盛(はなざかり)
たのめし人のまたるるやなど
西行法師
同(山家集)
かへし
ともに見し峰の紅葉のかひなれや
花の折りにも思ひ出でけり
寂然法師
3P24 絵 後嵯峨上皇 養智院→櫻池院と改名
さくらさく木のまもれくる月かげに
こころもすめる庭の池水
後嵯峨上皇
3P26 続門葉
高野(かうや)の千日ごもりし侍りてのち、
一長者になりけるころ、
大塔のはなをおもひ出でて、
すみける高野の坊へよみてつかはしける
我山(わがやま)とおもはですぎしみとせだに
あだに高野(たかの)の花をやは見し
前大僧正覚濟
つくづくと見て居ればちる櫻かな
士朗
3P28 続門葉集
灌頂(かんじょう)とげて後に、
非冒地難得遇此教難也
(ひもうちなんとくぐうしけうなんや)
といへる大師の御ことばおもひあわせられて、
たふとく思ひければよみ侍りける
なに事か世にうれしきと人とはば
まことの法にあふとこたへむ
法印隆勝
かかるえにあはずばいかで濱千鳥
いまはたふるき跡を見ましや
法印道恵
3P29 壇上伽藍 絵
心圓法師
正三位知家
3P43 風雅
高野山(かうやさん)に登りて三鈷の松を見て
これやこのもろこし船にのりをえて
しるしを残す松の一もと
阿一上人
3P43 雪玉
廿四日草鞋をつけて諸堂順礼し侍れば、
大塔は柱ども立て心柱などきりて、
造作のあらましどもなり。
金堂はかたのごとくとりたてたるさまなるに、
三鈷の松むかしのはやけて、
その種生(みばえ)とて忌垣(いがき)しめぐらしたるを見て
今は其まつ暁やちかからん千とせふる木もおひかはりけり
内大臣實隆公
3P43 謾吟集
いにしへの法のさかえをしたへとて
今もうゑつぐひともとのまつ
契冲
3P44 新千
題しらず
鐘の音はあけぬと聞けど高野山(たかのやま)
なほはるかなる暁の雲
中務卿宗尊親王
3P45 柏玉
古寺鐘(ふるでらのかね)
高野山(たかのやま)其(その)あかつきの鐘の音に
うき世の夢や先(まづ)さめてまし
3P45 草根
古寺暁鐘(ふるでらのあかつきのかね)
高野山(たかのやま)月こそはあれ岩の室
いでやむとほき暁(あかつき)のかね
正徹
たか野山なき身のかずにけふもまた
もれてききぬる入相の鐘
大納言光廣
3P50 千首
かねの音も今はと告げよ高野山(たかのやま)
あかつきをまつの扉に
師兼
3P50 狂歌
湯にもなる物とてきけば煩悩の
よごれを洗ふ暁の鐘
唐衣橘洲
3P54 山家集
三昧堂の方へ分け参りて、秋の草ふりかはり、
鈴虫の音幽かにきこえてあはれなりければ
おもひ置きしあさちの露(つゆ)を分けいれば
纔(わづか)なるすずむしの聲
西行上人
3P55 蓮池
来て見れば露(つゆ)にうつりて眼の玉の
佛ものりの池の蓮葉(はちすば)
拾栗山人
蓮の花おもしろがるは慮外なり
支考
3P62 絵 丹生明神出現のところ
あかつきはまだはるかなり高野山(たかのやま)
なほもかかげよ法(のり)のともしび
丹生津姫
高野山(たかのやま)暁をまつ身なれども
ふくるはをしき法(のり)のともしび
神(しん)歓喜して去(さり)給ひしぞ
宥快師
3P65 谷上
天正十三仲秋の頃、金堂の御柱たてなど拝み奉るに、
所から人のたたずまひを見るに、
天上に生れ侍る心地して、
思の外久しく谷上に宿りける寝覚に
かたしきの枕の下の谷水のおとに心もすめる夜の月
紹巴
3P68 絵 正智院 快雅
こけの下さこそと後(のち)の身をしれは
板間のあめのもるはものかは
快雅法印
3P73 山家集
さくらちるやどにかをれる菖蒲(あやめ)をば
はなあやめとやいふべかるらむ
同(山家集)
散るはなを今日のあやめのねもかけて
藥玉ともやいふべかるらむ
3P76 絵 興山寺
興山上人出塵のをり
よしや世にいはねの小松としふとも
まちみむもただこがらしの風
3P78 巡寺八幡神幸の図
3P86 峻徳院
高野山(たかのやま)苔の下までむすびけり
ときはが森の露のちぎりを
放鵬子
3P87 絵 光臺院
3P98 花折院
誰がために折るとかはしるさくら花
三世(みよ)の佛もゆるせ一枝
明釋上人
折花(をるはな)にそへし言葉のいろ香こそ
世をふる寺の名に残りけれ
中納言爲綱卿
3P104 絵 金剛三昧院 硯
3P106 春川試草 上藏院
飛ぶものは秋の螢や奥の院
伊予 圓南
3P107 金剛三昧院
ふたつなきものと聞くこそうれしけれ
佛はさとり我は迷ふに
大納言爲兼
3P107 直義朝臣奉納短冊写
なにはづのみぎはの波ものどかにて
いまははるべとかすみたつなり
尊氏
3P107 むろのうちに光はみちてともし火の
おのが影こそ又あらたなれ
直義
3P107 さだめなきうき世の中としりながら
なほあらましを思ふはかなさ
3P107 から衣うらにかけける玉をなど
しらで年月まよひ來ぬらん
重茂
3P107 ふたつなきほとけの道としりながら
わくるこころにまよひそめてき
為明
3P107 つきにわが心のみちをさかすれば
へだつと見つる雲もまよはず
顕氏
3P107 せをはやみゆく水よりもほどなきは
むなしくおくる月日なりけり
有範
3P107 むまれあふみのりの道のうれしさよ
人の身をだにうけがたき世に
廣秀
3P108 しら雪のつもるわが身のつみをだに
思ふもしらでふるぞはかなき
師直
3P108 むつのみちめぐるもしらで見る夢の
さめぬややみのうつつなるらん
行珍(土へん)
3P108 さてもさは佛のかたみのこし置きて
いまの世までも法(のり)はたえせず
頼春
3P108 りやう山(ぜん)にときおく法(のり)のあるのみか
しやりの佛のすがたなりけり
尊氏
3P108 ながき夜の月はしばしもくもらぬを
ねぶりしうちの闇にぞありける
直義
3P108 むらさめのおとはの山のほととぎす
なく一聲はまがはざりけり
尊氏
3P108 さつきまで後はとおもひしほととぎす
今だに聲のあかずも有るかな
為秀
3P108 かりそめに雲がくれせし月かげの
あとをぞてらす法(のり)のともし火
行春





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