大津別院は、滋賀県大津市にある浄土真宗大谷派の寺院である。
慶長5年(1600年)に、教如上人が敷地を拝領し、翌6年に内陣が完成した。
慶安2年(1649年)に建立された現在の本堂は、桁行9間、梁間10間、入母屋造り、本瓦葺きの大型仏堂で、外陣が広くとられている。
本尊の、阿弥陀如来立像が安置されている。
本堂の西側に建つ書院は、寛文10年(1670年)に再建された入母屋造り、本瓦葺きの建物で、コの字型に7室が配されている。
天井には草花図、壁面や襖などには丹碧の美しい蘭亭曲水図等が描かれている。
本堂、書院共に国の重要文化財に指定されている。
JR琵琶湖線大津駅から徒歩5分。(Y.N)