西條合資会社旧店舗主屋、土蔵は、大阪府河内長野市にある。
京、大坂と高野山を結ぶ高野街道沿いにあり、この辺りは「酒蔵通り」と呼ばれている。
「酒蔵どおり」には、地酒「天野」の醸造元 西條合資会社があり、高野街道を挟んで北側に現在の酒蔵と事務所、南側に旧店舗主屋と土蔵があり、酒造直営ダイニング「大阪産料理 天空」となっている。
「サカミセ」とよばれる旧店舗主屋は、二階建て桟瓦葺きの建物で、間口が11間である。入口をはさんで東側は荒格子、西側は一部ショーウィンドウに改葬されている。2階には虫籠窓(むしこまど)が設けられている。
建物の建築年代は、明治14年の古図や、虫籠窓の形、2階の天井の高さなどから、幕末から明治初期と考えられている。
「サカミセ」の旧店舗とそれに付属する土蔵は、平成16年(2004)に国登録の文化財に指定されている。
鎌倉時代初期から天野山金剛寺で造られた僧坊酒(そうぼうしゅ)は、寺院の山号から「天野酒」と呼ばれ、室町時代から戦国時代には武将にも好まれて、天正12年(1584)には豊臣秀吉が天野山金剛寺に下付した朱印状(礼状)が残されている。
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