佐女牛井之跡(さめがいのあと)は、京都市下京区にある。
佐女牛井(醒ケ井)は、京の名水の一つとして知られた。
源頼義((988-1075)がこの地に築いた源氏六条堀川邸内の井戸であったといわれる。
村田珠光(1423-1502)が将軍 足利義政に献茶した際にこの水を汲み、千利休(1522-1591)らも愛用したという。
第二次世界大戦中、堀川通の拡幅により井戸は消滅した。
当地の石標は、その井戸跡を示すもので、各面には次のように刻されている。
(東面)佐女牛井之跡
(南面)昭和四十四年九月建之
(西面)醒泉小学校創立百周年紀念事業委員会
(北面)源義経堀川御所用水と伝えられ足利時代既に名あり元和二年在銘の井戸枠とも
第二次世界大戦に際し昭和二十年疎開のため撤去さる当学醒泉の名は之に由来する
井筒雅風 記
源氏堀川館
源氏累代の居宅である源氏堀川館は、六条堀川にあり、現在の石標の位置は、館の南東隅にあたる。
中心の邸宅は六条堀川邸と呼ばれていた。
源頼義以来、義家、為義、為朝 義経らが拠点にした。
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