三段壁

三段壁は、和歌山県白浜町にある名勝である。
長さ約2km、高さ平均約50メートルの大岩壁で、かつては「みだん(見檀)」と呼ばれて、海上を運行する船の状況を偵察したり、魚群を見張っていた。
先端の展望台から、地下36mの三段壁洞窟までエレベーターで下りることが出来る。
熊野水軍の隠し洞窟があったとされる場所で、水軍の番所小屋が再現されている。
洞窟内の祠には、牟婁大辯才天と十六童子が祀られている。
潮吹き岩や約1600万年前に波で作られた地層の表面「漣痕(リップル)」が見られる。
熊野灘から押し寄せる波が、洞窟内の岩肌で砕け散る音は、迫力十分である。
JRきのくに線白浜駅からバスで「三段壁」下車。(Y.N)



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