三鈷の松 

三鈷の松は、和歌山県高野山壇上伽藍御影堂の前にある。
大同元年(806年)、弘法大師が唐から帰国するとき、日本で密教を広めるのにふさわしい聖地を求めて、明州(現在の寧波)の港から密教法具である「三鈷杵」を投げた。
帰国後、その三鈷杵を探し求めると、高野山の松の木にかかっていたという。
こうして高野山は真言密教の道場として開かれることとなった。以降この松の木は「三鈷の松」と呼ばれ、広く信仰をあつめている。
普通、松の葉は2葉か5葉であるが、「三鈷の松」は密教法具の三鈷杵のように3葉になっており、肌身につけると御利益があると言われて、参拝者が葉を探す姿が見られる。
南海高野線高野山駅から南海りんかんバスで「金堂前」下車、徒歩5分。中門前の無料駐車場を利用できる。



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