三宝水再生センター(旧三宝下水処理場)は、堺市大和川河口にあり、昭和38年から運転を開始した施設である。
ここでは、下水の処理水を有効活用して、約100種、1600株のあじさいが育てられている。
5月から6月にかけて、小学4年生の社会見学で訪れる児童が多く、この時期に見頃を迎えるあじさいの苗を職員が持参して植えたのが始まりで、「三宝あじさいまつり」が開催されるようになった。
例年見頃を迎える期間に一般公開されており、色とりどりのアジサイが咲く敷地内をゆったりと散策できる。
下水再生水の有効活用として、緑地への散水や、工業用水への再利用が行われており、鉄炮町地区では建物の空調や給湯の熱源に利用するなど全国初の取組をしている。
南海電車七道駅から南海バスで「松屋大和川通」下車すぐ。来場者用の駐車場がある。(Y.N)