佐野寺跡

佐野寺(さやでら)跡は、和歌山県かつらぎ町大字佐野にある飛鳥時代後期の寺院跡である。
平安時代初期に作られた日本で最初の仏教説話集である「日本国現報善悪霊異記」(略称「日本霊異記」)の中巻第11話には、「紀伊国伊刀郡桑原之狭屋寺」の名があり、
本寺跡は、7世紀後半にさかのぼる古代寺院であることから、この「狭屋寺」ではないかと考えられている。
これまでの発掘調査から、伽藍配置は、東に塔、西に金堂を配置し、その北側に講堂、南側に門を置いたことが分かっている。
寺域は、南北114m、東西79mで、塼仏(せんぶつ)、風招(ふうしょう)、佐波理鋺蓋(さはりわんぶた)が出土している。
平成25年にかつらぎ町指定文化財(記念物(史跡))、平成28年に和歌山県指定文化財(記念物(史跡))に指定された。
JR和歌山線笠田駅下車、徒歩10分。


TOP PAGE  観光カレンダー
TOP PAGE  观光最佳时期(旅游日历)