関宿城主 久世家供養塔

関宿城主 久世家供養塔は、和歌山県高野山奥の院31町石北西にある。
墓所内には2基の宝篋印塔がある。
北側の供養塔は、久世出雲守廣明が建立したもので、塔身4面に次のように刻されている。
(東面)
慈仙院殿妙達日近大姉
曉遠院殿芳全日純大居士
(南面)
自證院殿心光日悟大居士
勝證院殿定峯日禪大姉
眞如院殿消残露月日成大居士
圓就院殿妙頓日詣大姉
實相院殿教海常照日住大居士
(西面)
法性院殿若水日休大居士
善得院殿妙本日依大姉
壽妙院殿信月日晴大姉
(北面)
安永五丙申冬十月
  久世出雲守廣明
    宿坊
        発光院

南側の供養塔には、次のように刻されている。
如法院殿觀月日理大居士
  久世出雲守息
     十五歳卒
明和九壬辰年九月二日
      暁寅丁刻
        発光院

自證院は、関宿藩初代藩主 久世廣之、
眞如院は、関宿藩二代藩主 久世重之、
實相院は、関宿藩三代藩主 久世暉之である。
宝篋印塔建立者の久世廣明(ひろあきら)は、久世暉之の養子で、寛延元年(1748)暉之隠居後に家督を継ぎ、寺社奉行、京都所司代などを経て、天明元年(1781)に老中となった。



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