式内楯原神社 

式内楯原神社は、大阪市平野区にある神社である。
「延喜式」神名帳に載る摂津国住吉郡の同名社に比定される。旧村社。
祭神は、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)・菅原道真公・大国主大神・素盞嗚尊・十種神宝大神(とぐさのかんだからのおおかみ)である。
社伝によれば、崇神天皇六年、当地の支配者が武甕槌大神を「楯之御前社」に鎮祀したことに始まる。
「住吉大社神代記」の子神住道神の項に、「河内国丹治比郡楯原里」がみえる。
桓武天皇の時、字十五の龍王社を合祀し、境内別殿として奥の宮と称した。
文明13年(1481年)に現社地の近くに社殿をつくって旧社地より遷り、元和年間(1615-24)風雨により破損し、現社地に遷座したという。
「摂津志」の楯原神社の項に「在西喜連村、今称天神、」とあるように、近世には喜連(きれ)村の天神社や菅原道真を合祀して天神社・天満宮とよばれた。
明治43年(1910年)現社地へ東西神社・春日神社・天神社を合祀して式内楯原神社と社名が改められた。
明治以前の神宮寺は如願(によがん)寺で、絵馬堂の釣鐘には「摂津国住吉郡杭全庄喜連天神宮」の銘がある。例祭日は10月15日。
大阪市営地下鉄喜連瓜破駅下車、徒歩10分。



TOP PAGE  観光カレンダー
TOP PAGE  观光最佳时期(旅游日历)