辰鼓楼

辰鼓楼(しんころう)は、兵庫県豊岡市出石にある史跡である。
廃城となったとなった出石城三の丸大手門石垣を利用して、明治4年(1871)に建設された。
名称の「辰」は時間、「鼓楼」は太鼓を叩くやぐらを意味する。
高さ約13mで内部は4階建てとなっている。
かつての城下町の人々は寺院の鐘で時刻を知ったが、明治時代に入り、これに替わるものとして竣工した。
当初は最上階から太鼓を打ち鳴らして時刻を知らせていたが、明治14年(1881)に医師の池口忠恕が大時計を寄付してから時計台となった。
池口は、青年二人を東京(一説には長崎)に派遣して、時計作りの研修、製作をさせた。
同じ明治14年に時計が設置された札幌時計台とともに、日本最古の時計台として親しまれている。
昭和44年に出石町の文化財に指定された。
JR山陰本線八鹿駅からバスで出石営業所下車、徒歩5分。


TOP PAGE  観光カレンダー
TOP PAGE  观光最佳时期(旅游日历)